【 DBS質問コーナー 】07「刺激のコントローラーは常に携帯する必要がありますか」
まずDBSは、
・電極(脳深部)とリード線
・IPG(刺激発生装置/電池もしくは充電池搭載)
・コントローラー(IPGのリモコン)
・コミュニケーター(リモコンとIPGとの中継機)
で構成されています。
コントローラーは、IPGに対して、電気刺激のプログラムを変更するときに使います。
電気刺激のプログラムは医師があらかじめ4種類くらい設定してくれます。ボクの場合は、
Aグループ : 最強 (オフ対応 緊急モード)
オフがキツかったり「みぞおちギュイーン」と痛かったときのモード
Bグループ : 強目 (普段使い用のモード)
Cグループ : 普通 (新設したAとBが体に合わないとき用のモード
それまでの普段使い用モード残してある。
Dグループ : 弱 (ジスキネジア緊急対応モード)
薬が効き始めると急に体が勝手にクネクネ動いてしまいます。
ジスキネジア(不随意運動)と言います。
突然ジスキネジア症状が出たときにDモードにすると。
瞬時に収ります。
逆にDモード中に薬が効かなくなると、秒で〝無動〟の症状になります。
さてここで
「コントローラーは常に携帯する必要があるか」という質問に戻ると、
ボクのケースでは「必要がある」になります。
普段使い用のBモードで、薬が効いてきて突然ジスキネジアの症状になったりします。この時にコントローラーが近くになければ激しいジスキダンスになって自分の動きがコントロールできなくなります。(椅子の上でジスキダンスが始まって転げ落ち、鎖骨骨折になったりしました。
一方、Dモードで薬が切れて〝無動〟になるとコントローラーのあるところまでハイハイしてゆくことになります。
結論
「コントローラーは常に携帯する必要がある」
あくまでボクのケースです。