今日はバラトン湖の近くへ行った。
バラトンはヨーロッパで2番目に大きな湖らしい。
なので風が強かった。
しかし目的地へ行くまでの道のりの景色は綺麗。
写真を撮ったり話したり、歌ったり、踊ったりしながら道を歩く。
教会に入るか、フリータイムを過ごすか選べたのでわいは教会へ。
ここは修行するためのところらしい。
地図を見た限り日本には6個くらいあったかな、。
教会を出たら次は昼ごはん。
これもフリータイムで好きなレストランを探せる。
バラトンはハンガリーの観光スポットで、道にはガラス張りの宿泊施設がたくさん。澄んだ色の湖と宿泊施設の間を歩いてリゾート気分を味わう。
友達と2人で歩いていると良い感じのところが見つかったので入店した。
かなりちゃんとしたレストランで、店員さんが案内してくれたんだけど、こちらは英語で話してるから友達まで外国人だと思われたみたい。
友達はハンガリー語ネイティブなんだけど、バレてないことを良いことに最後まで黙り、店員さんはつたない英語で話してくれていた。
その店員さんはとても良い人。度々こちらに来ては"Are you ok?"と言って気にかけてくれる。
観光スポットだけに外国人への接客に慣れているんだと思う。
頼んだものを待つ間、先にきたCappy(ジュース)を飲む。今日は2人ともピーチジュースを注文。
ハンガリーはピーチでも有名なんだって。
ふと友達にCappyってどこの国の会社なんだろうと質問した。
そこからメインの料理が来るまで大捜索。
Cappyはコカ・コーラ会社のものなんだって。
興奮した友人からは次にコカ・コーラについて調べ始める。
いつ誰がどうしてどのように作ったのか。
レストランに響き渡る英語は全てコカ・コーラについての会話。
元々は薬が苦手な子ども達や、糖関連の病気の人のために生み出されたんだって。
そこから2人で、
二人三脚でコカ・コーラを生み出した夫婦の絆に感動したり、またもや新しい発見に驚いたり。
だいぶ詳しくなったところで友達のパスタとわいのスイーツがやってきた。
写真を撮ろうとしたら即チョコとクリームが袖について友達に拭きとってもらう。
我らも二人三脚のランチ。
美味しかったんだけど驚くほどに甘かったな。
友達はパスタを頼んだんだけど、人生で1番美味しいと言った。
嬉しさのあまり友達はお母さんに
「世界で1番美味しいパスタはどこのか知ってる?」
とメールを打つ。
着信音が鳴り返ってきたメッセージは
「私の作るパスタ」
想定していなかった言葉に、友達は何て返信するべきかを聞いてきた。
どうやら母親の方が1枚上手だったみたいだ。
ご飯を食べて勘定を済ます。
今回は店員さんが席にやってきてのお支払いスタイル。
相変わらず友達と店員さんはつたない英語で会話をする。
だからネイティブなのに。
そして本物の外国人であるわいも勘定を済ませて店を出た。
後で聴くと、フランス語も堪能な友達は、わざわざフランス語訛りのハンガリー語まで使ったそうだ。
なんて巧妙な計画的犯行。
それからは元の場所に戻ってお別れ。
バスに乗って3時間くらいかな。
ハンガリーのバスではいつも前の方から音楽が聴こえてきたりする。
ずっと誰かのイヤホンから漏れてるのかと思ったけどようやく気がついた。
運転手がかけてるのだ。
暫くすると後ろの席に座ってた女の人が前にやってきて運転手に話しかけた。
何かの質問かな?と思っていたけど耳を傾けると
「眠くないの?」
と運転手に聞いている
そっか。雑談をしてるんだ。
「ラジオを聴いてるからね」
と運転手は返す。
友達は3時間!長すぎる!って言ってたけどわいは密かに、バスっていいよねぇってしみじみ思う。
バス停に着くとホストファミリーが車で迎えに。
5歳のシスターが
「今日私の誕生日だって知ってた?」と聞いてきた。
同い年のシスターが
「知ってたよね?」
と言ってきたので
「うん」
と返す。知らなかった。
なので家に着いたら日本のグミやシールをあげた。
キッチンには青いアナ雪仕様のホールケーキが。
この子が高校生になった時日本に興味持ったりしてくれるのかな?なんて思ってみる。
そんなシスターは今、わいが教えたマルマルモリモリにハマり中。
目的はホストファミリーが飼ってる犬似のムックだ。
なのでシスターはよく
「よくできました!」
を連呼している。


