オンライン時代に訃報は届くか | めろんぱん

オンライン時代に訃報は届くか

年末に喪中ハガキで訃報を知ることも多くなった。

これまでは親世代のことだったけれど、だんだん同世代のあの人が、ということも。


先日、高校時代から一緒にアニメ上映会活動をしていた知り合いが4月に亡くなっていたことを知った。

しかも喪中ハガキすら届かず、同じく一緒に活動していた友人からのLINEで知ったという。。。ここ数年年賀状をサボっていたからご家族に住所が伝わっていなかったんだと思う。


お互い10年近く会っていなかったかつての仲間に声をかけてLINEグループを作ってお悔やみのメッセージと供花を送った。


それで思った。

個人の携帯番号やSNSは知ってるけど、自宅の電話は知らないという友人にもしものことがあったら、どうやって知ることができるんだろう。逆もそうだ。


家族や近しい人が知らせなければ、ずっと知らないまま、ある日連絡が取れなくなって何年も経ってから亡くなったらしいよ、と風の便りで…。

どうなったのか知りたくて連絡を取りたいけれど、本人を辿る方法がLINEだけ、となるとなお難しい。

携帯にしか存在しない繋がりがいかに多いことか。


もしも自分が急に死んでしまったら、まぁ誰にも知られなくても構わないけれど、残された家族は困るかもしれないなー。

死に顔でもiPhoneとsurfaceは開くだろうか。。。


終活というと年寄りじみてくるけど、だれにでもその日は急にやってくる。

エンディングノートも存在を知らなければ活用されないし、パスワードを紙に書いておくのも不安かも。


例えば、普段から大事な情報をクラウドに保存しておいて、一定期間連絡が取れない時には自動的に誰かにメッセージが届くサービスとか、ありだよね。

サブスクとなるとなかなかの負担になるかも。

自分の情報がそれだけの価値があるのかどうかも問われちゃうわー。


知り合いの訃報から、なんだか妙な着地となってしまった。