楽天オープン 車いすシングルス決勝
楽天オープンには前回大会より車いす部門が併設された。
前回2019年に初開催の時は、アリーナコートで間近で国枝選手のプレーを観ることができた。
今回も絶対観たい!と思ってたのにこの雨☔️
実際車いすの試合はこの単複決勝以外全てインドア無観客試合だった。これは残念だし車いすテニスファンを増やすチャンスの損失だわ‼️
そう思っていたんだけど、このシングルス決勝、国枝選手対小田凱人(ときと)選手の試合がテレビ放送されたことで、確実にファンは増えたと確信する!
結果は国枝さんの連覇となった。6-3,2-6,7-6(7-3)のフルセット、2時間半の大接戦!
しかし、凄い試合だった。
第1セットは国枝さんが簡単に取った。そうそう、第2セットもこんな調子でこのまま終わると誰もが思ったよね、だって小田くんまだ16歳だし。
でもここから小田くんが怒涛の巻き返し。
ゾーンに入った小田くんが信じられないプレーの連続で第2セットを取って、なんだこれ、国枝さんに手はあるのか⁉️と思わされた。
小田くんはとにかくバックハンドがいい!レフティの片手バックハンドで、ありえないタイミングでクロスのアングルに速球を鋭く決めてくる。
ストレートのリターンも冴えまくった。サーブを打ったばかりの国枝さんのバック側に早いタイミングのストレートは追いかけるのは無理だ。
バックハンドで何本もポイントを取られた。
ところがファイナルセットに入るとまるで様相が変わった。国枝さんは攻めを強化して5-1、マッチポイントを握った。ええっやっぱり国枝さんすごい❗️これで国枝さんの優勝だ、と思ったら、またしても小田くんにスイッチが入った!再び巻き返して6-5にして今度は小田くんにマッチポイント。
うわー、歴史的瞬間を目の当たりしちゃうのか⁉️
そしたら国枝さんがブレーク!
ファイナルセットタイブレークへ!
次々と変わる試合の流れが凄すぎて、二人のプレーが凄すぎて、昼間の準決勝の印象なんて吹っ飛んだよ‼️笑
仕切り直すタイミングで国枝さんはしっかり自分のプレーを引き締めて、流れを取り戻した。これが経験の差なのかもしれない。
結局タイブレークを制した国枝さんが優勝‼️
表彰式で小田くんのスピーチを初めて聞いた。スピーチも立派だ。。。ホントに16歳なのか?笑
だけど逆に思う。16歳でこれだけのメンタルをもっているのは、それだけの苦労があったのかも知れない。障がいを見ないでアスリートとしてのプレーを見てほしいという強い思いを抱かせる苦労が、これまでにたくさんあったんだと思う。
苦労も努力も結果に変えられるだけの才能があったからこそ、ではあるけれど。
表彰式で国枝さんも言っていた。
「いつかはやられるかもしれない。今日がその日なのかと。でももう少しだけ勝たせてくれよと思いました」
日本語でのスピーチでだいぶリラックスして話してくれたので、オリンピックで無観客だったことにも言及して少し込み上げるものがあったようだった。
「オリンピックで金メダルを取って、今日たくさんの観客の皆さんの前で優勝してもう一つの夢が叶った」
車いすテニスは国枝さんによって、障がい者スポーツの範疇を超えてもう一つの競技となる可能性すら感じる。
健常者があえて車いすを選んでプレーするということもアリなんじゃないだろうか。
そう思いませんか?
