リハビリ病院 | めろんぱん

リハビリ病院

 同居の義父は、3月の終わりに心不全と肺炎で入院した。あれ?これ書いたっけ?

入院すること約2ヶ月。
体調の方は元に戻った。だけどベッドの上だけで過ごす生活で、もともと認知症だがさらにボケがかなり進行してしまった。筋力の衰えもひどくもう歩けない。

なので病後リハビリのための病院に転院することになった。

それが先月末のこと。

で、今日入院2週間時点での病院との面談があった。

医師の話では、首から下はとても元気だということ。2週間のリハビリで筋力も少し戻り、手すりや歩行器を使って短い時間だが歩くこともできる。
だけど、気になるのは本人の気分にムラがあって、気が乗ったときにはやるが、乗らない時には頑としてやらなくなること。そりゃそうだ、ボケてるんだから今自分がどこにいて何のためにリハビリしているのかなんて分かっていないのだから。

初めて聞いたが、リハビリの成果を図る点数制というものがあって、それは本人の筋力がどのくらいもどったかとか、本人の能力がどうとかではないらしい。『周囲の人の手を借りずにできるかどうか』という視点だという。

着替えができる、食事が取れる、トイレに行ける、などの行動を、手を借りずにできると満点。あとはどの位手をかけないといけないかで点数が下がっていく。
義父の評価の書類には「1」がたくさん並んでいた。
評価は悪い方に合わせないといけないので、気が乗らない時の状態を書くしかない、ということなんだって。

そして病院としてはその評価が時間経過とともに良い方へ変わっていかなければならないわけで、だからこういうリハビリ専門病院は最大で3ヶ月、つまりそれ以上はいても効果がないから退院しなきゃいけない、と聞いていた。

義父の場合、認知症がここ半年くらいの間に進んで、周りの人に怒ったり大声を出したりしてしまいデイサービスでもトラブルを起こして施設を変わらざるを得ないこともあった。病院でも同じで感情のコントロールがきかなくなっている。それを医師も心配していて、体調的には家に返せなくもないが、返したら家族が大変になって共倒れになりかねないのではないかと。

感情のコントロールだけでなく、義父は病院でもたびたびトイレに行きたがり、なんとか行かせたものの空振りに終わるが、戻ってもまたら5分もたたない内にトイレに行きたがる。もちろんオムツなのだが、それは忘れているのだ。

そんなことも家族での介護を躊躇させる要因になっている。

だから医師としてはやはり退院後は自宅ではなく施設に入ることがお互いのためにいいのではないか、という意見だった。

旦那と私も同じことを考えていたし、今日は特養老人ホームに入れるように介護度を上げる意見書を書いて欲しいと頼むつもりだったから、医師の方から言ってくれて、専門家に分かってもらえてとても嬉しかった。明るい気持ちになった。

ほんと、3ヶ月が限度なので歩けなくても退院して下さいと言われたらどうしようかと思っていたところだったから。

また、施設が見つかるまで入院させてもらえるようだし、これで自宅介護は回避できることがはっきりした。良かった。

しかしながら公立の特養老人ホームは年単位で空きを待たなくてはならない状況なので、まずは民間のホームで空きを待つ、ということになりそうだ。
これから病院のソーシャルワーカーを通して施設を探す。多少遠くても構わないから予算内の施設を探してくれるよう頼んできた。

自宅での介護は義父の問題ではなく家族の問題だ。
ウチは一戸建てで部屋もある、配偶者もいる、同居の家族もいる、はたから見れば自宅で介護できるじゃないかと言われてしまうかもしれない。
だけど内側から言わせてもらうが、義父は寝たきりではなく中途半端に動けるが認知症で自分のことは何もできない、行動も食べ物も気に入らないと大声を出す、すぐ忘れる。義母は口には出さないが、心の中では義父の頭がボケていることを認めようとしない、だからできないことを怒る、責める、なんとか言い聞かせようと一日中怒るが義父は言うことを聞かない、二人で一日中怒鳴り合う。私たちはボケてるんだから仕方ないんだと義母に説明するが義母は聞かない。。。毎日その繰り返しだった。

正直、その中で二人の子供はよく受験を乗り切ったなと感心するくらいだった。

この状況の下では義父を自宅に帰すことは誰の幸せにもならない。無理解な親戚が陰口を叩こうが、私はそう信じる!




さあ、あとはいい施設が見つかることを願うばかり。
義父が穏やかに過ごせる広いところがいいなぁ。