里帰りまとめ(今更ですが)と戦争と日本の夏
先週1週間、子供2人を連れて実家へ行ってきました。
1週間テニスレッスンなし!テニス観戦なし!ネット(ほとんど)なし!の生活・・・いやぁ持って行った内職仕事がはかどること!
子供達は同年代のいとこ2人と遊びっぱなしで世話なし。その代わり体の利かない病気の両親の代わりにくるくると働きましたよ
ホント、実家では働き者なんだから。
この働きを自分の家でも発揮できればねぇーーー(^ ^;
実家へ行った翌日は朝から一日母の通院の付き添い。
母のリウマチとヒザの調子はとても良好で、もちろん手術や薬があってのこの状態ではあるけれど実にありがたいこと。
問題は腰の状態だ。
腰椎の圧迫骨折が発覚してから1年あまり、その後あと2カ所の圧迫骨折も見つかった。
折れているというよりは、骨が潰れているという骨折だから、もう骨自体が元通りにきれいに治るということはないと言われているから、重要なのは骨の代わりに体を支える筋肉の力をもっと鍛えなくてはいけないのだけれど、動きすぎても痛みが増すということで・・・その辺りのバランスがとても難しい。
本人はまっすぐ立っているつもりなんだけど、端から見るとまさに腰の曲がったおばあさんになっちゃってる。
身長も10cmくらい縮んじゃって、息子とあまり変わらなくなっちゃった。
腰の件で別の整形外科にも診てもらったんだけど同じことを言われた。
リハビリも骨をどうにかできるものではなく、疲れている筋肉をほぐす役割でしかないもの。しかもコンスタントに通えなきゃ意味がない。
今後はとにかく“これ以上悪くしないこと”を目標にやっていくしかない。
痛くならない程度に鍛える。疲れたら休む。ドシンと座らない。無理しない・・・etc.
それに腰の負担を軽くするってことなら、体重管理もね(^ ^;
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実家の父の膀胱がんの様子も今のところ落ち着いているらしい。
頻尿も少し解消されて、自力排尿も順調。
でも膀胱がんと排尿障害(尿道圧迫)は関連はないって聞いてたんだけど、なんでだろうねぇ。
対してパーキンソンの症状は、少し進んじゃってる模様。
以前に比べて体のこわばりが始まる時間の始まりが早くなってきているらしい。
こっちの病院には一緒に付いて行っているわけではないので詳しくは分からないんだけど・・・。
どうなっていくのか、薬を増やせばいいのか、心配な兆候ではある。
先日新聞に、パーキンソン病に遺伝子治療が効果アリとの記事が出ていた。
まだ一般患者へは使えないらしいけど期待は高まるよね。
早く実現できるといい。
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次の土曜日はたまたま地元のイベントで「おもしろ科学教室」とやらの一環で、シャボン玉研究家にしてアーティストの”杉山兄弟”が来るというので観に行った。

数々のシャボン玉ショーをこなしているアーティストだから、さぞかししゃべりも上手で盛り上げてくるのかと思いきや、杉山兄弟はごくフツーのおじさん2人組だった(笑)
だけどシャボン玉はすごかった。
「なかなか割れないシャボン玉」や「シャボン玉の中に入ってみたい」「シャボン玉をたくさん飛ばしたい」といった単純だけど誰もが憧れた願望を追求して極めた精神力と技術には脱帽。

杉山兄弟に割れにくいシャボン玉液を作るコツを聞いたので、早速家に帰ってからシャボン玉をやりました。
普通の石鹸液にガムシロップを混ぜると粘り気が出て割れにくくなるんだって。
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実家ではテニスなし!ビデオなし!の代わりにTVを観た。
それがNHK特集「日本海軍 400時間の証言」三夜連続。
時期的に8月といえば戦争と日航ジャンボ墜落事故。
番組も特集が増える。去年は確か日航事故の特集番組を見て涙したもんだったが、今年は戦争特集番組をホント十数年ぶりにちゃんと観た。
戦後なん十年も経った昭和55年から11年間にわたって、旧日本海軍の元メンバーが集まって「戦争反省会」を開催した400時間に及ぶ録音テープ。
実は私の大学の卒業論文のテーマは「満州映画協会の広報活動」だった。
満映とは太平洋戦争中、中国(満州)で国策映画を作って戦争を扇動していた映画会社。李香蘭という女優は有名だけど、結局大したものは作れなくて日本の敗戦とともに消滅してしまった。
その辺りを調べるにあたって、私自身の印象としては「太平洋戦争を積極的に推し進めたのは日本陸軍で、海軍はグローバルな視点を持っていたにもかかわらず止められなかった」と感じていたんだけど、今回の特集番組で、そう感じさせた(陸軍にすべてを押し付けた)海軍の戦後処理方針があったことを初めて知った。
考えてみれば太平洋戦争の始まりは山本五十六率いる海軍の真珠湾攻撃だった。
開戦に際しては海軍の中にも「アメリカには勝てない」と思っていた人間が少なからずいたにもかかわらず、そう指摘できない「組織の中の雰囲気」があったという。つまり開戦は避けられなかったというのは詭弁で、ごく一部の人間の間の人間関係で反対するものにも反対できず流されてしまったというのが反省会で出た開戦の真実だという。
真珠湾攻撃の成功により山本五十六のことを悪く言える人間はいなくなり、その後のミッドウェー海戦では大敗北、敗戦への道のりをたどることになる。
第二夜は特攻隊のこと。
海軍は特攻隊兵器を1年も前から準備してきたという。
一体どういうつもりで作っていたのか。
特攻兵機といえば戦闘機による特攻「神風特攻隊」が現在では有名だけど、その前に人間魚雷「回天」もあった。「回天」の乗務員募集の際には”画期的兵器”としか明らかにしないで募集し、志願兵は実物を目の当たりにして初めて特攻兵機だと知ったという。もちろんだからと言って逃げるわけにはいかなかった。
神風特攻隊が超有名なのは志願して死んでいく兵士を最大限に美化して宣伝したからだった。お国のために、の名目のもと多くの若者が志願して死んでいった。にもかかわらずその実効性はたった20%程度(5%する資料もある)。
第三夜は敗戦後の東京裁判への海軍の対応。
裁判を前にして、戦争責任を海軍軍令部からずらすために相当計画的な「口裏あわせ」を行ったという。BC級戦犯に死刑判決が出ても、結局A級戦犯の中の死刑判決者に海軍関係者は一人もいなかった。
400時間に及ぶ反省会テープのうち、番組で流せたのはほんのわずか。
反省会自体20年も前に終わっていたにもかかわらず、今まで公開されなかったのは多分関係者が生きていたからだろう。実名がバンバン出てくるのだから生きている間はとてもできなかったと思う。
今回制作側が強調していたのは「負けると分かっていても言えなかった雰囲気があった。それが泥沼の戦争へと日本国民を引きずり込みかつ誰も責任を取らないとうような事態を引き起こした。それは現代の社会にも十分あり得る雰囲気だし、自分たちだってそうならないとは断言できないのではないか」というもの。
それは私のようにほんの聞きかじりで戦争の一部しか知らなかった人間にはなかなか衝撃的な見方だった。
久々に観たNHK特集、観てよかったと思った。
NHKは戦争証言プロジェクトと題して、貴重な戦争証言の音声資料など「戦争証言アーカイブス」としてを公開し始めた。
いいことだと思う。
ていうか、これが大学時代にあったら!(^ ^;
知らないってことはある意味罪だと思う。
私がこの番組を見て涙ぐんだりしているのを見て、息子が興味を示したのを捉えて戦争についてどのくらい学校で習っているか聞いてみたけど、5年生ではゼロといっていいくらい習っていないらしい。
オーマイガーだよ、まったく
「戦争っていうのは人間の判断力を狂わせるものなんだよ。そのせいでたくさんの人たちが死んだんだよ」と教えたんだけど、「神風特攻隊」のインパクトが強かったらしく、その後その単語ばかり言ってるんだけど、大丈夫だろうか・・・(^ ^;
学校でももっと戦争のことを教えてほしいなぁ。息子達の祖父母世代がまだ生きているうちに、子供達が直接生の証言を聞き出す機会を与えてほしい。
そんなことも思ったりする日本の夏・・・でした。
1週間テニスレッスンなし!テニス観戦なし!ネット(ほとんど)なし!の生活・・・いやぁ持って行った内職仕事がはかどること!

子供達は同年代のいとこ2人と遊びっぱなしで世話なし。その代わり体の利かない病気の両親の代わりにくるくると働きましたよ

ホント、実家では働き者なんだから。
この働きを自分の家でも発揮できればねぇーーー(^ ^;
実家へ行った翌日は朝から一日母の通院の付き添い。
母のリウマチとヒザの調子はとても良好で、もちろん手術や薬があってのこの状態ではあるけれど実にありがたいこと。
問題は腰の状態だ。
腰椎の圧迫骨折が発覚してから1年あまり、その後あと2カ所の圧迫骨折も見つかった。
折れているというよりは、骨が潰れているという骨折だから、もう骨自体が元通りにきれいに治るということはないと言われているから、重要なのは骨の代わりに体を支える筋肉の力をもっと鍛えなくてはいけないのだけれど、動きすぎても痛みが増すということで・・・その辺りのバランスがとても難しい。
本人はまっすぐ立っているつもりなんだけど、端から見るとまさに腰の曲がったおばあさんになっちゃってる。
身長も10cmくらい縮んじゃって、息子とあまり変わらなくなっちゃった。
腰の件で別の整形外科にも診てもらったんだけど同じことを言われた。
リハビリも骨をどうにかできるものではなく、疲れている筋肉をほぐす役割でしかないもの。しかもコンスタントに通えなきゃ意味がない。
今後はとにかく“これ以上悪くしないこと”を目標にやっていくしかない。
痛くならない程度に鍛える。疲れたら休む。ドシンと座らない。無理しない・・・etc.
それに腰の負担を軽くするってことなら、体重管理もね(^ ^;
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実家の父の膀胱がんの様子も今のところ落ち着いているらしい。
頻尿も少し解消されて、自力排尿も順調。
でも膀胱がんと排尿障害(尿道圧迫)は関連はないって聞いてたんだけど、なんでだろうねぇ。
対してパーキンソンの症状は、少し進んじゃってる模様。
以前に比べて体のこわばりが始まる時間の始まりが早くなってきているらしい。
こっちの病院には一緒に付いて行っているわけではないので詳しくは分からないんだけど・・・。
どうなっていくのか、薬を増やせばいいのか、心配な兆候ではある。
先日新聞に、パーキンソン病に遺伝子治療が効果アリとの記事が出ていた。
まだ一般患者へは使えないらしいけど期待は高まるよね。
早く実現できるといい。
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次の土曜日はたまたま地元のイベントで「おもしろ科学教室」とやらの一環で、シャボン玉研究家にしてアーティストの”杉山兄弟”が来るというので観に行った。


数々のシャボン玉ショーをこなしているアーティストだから、さぞかししゃべりも上手で盛り上げてくるのかと思いきや、杉山兄弟はごくフツーのおじさん2人組だった(笑)
だけどシャボン玉はすごかった。
「なかなか割れないシャボン玉」や「シャボン玉の中に入ってみたい」「シャボン玉をたくさん飛ばしたい」といった単純だけど誰もが憧れた願望を追求して極めた精神力と技術には脱帽。

杉山兄弟に割れにくいシャボン玉液を作るコツを聞いたので、早速家に帰ってからシャボン玉をやりました。
普通の石鹸液にガムシロップを混ぜると粘り気が出て割れにくくなるんだって。

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実家ではテニスなし!ビデオなし!の代わりにTVを観た。
それがNHK特集「日本海軍 400時間の証言」三夜連続。
時期的に8月といえば戦争と日航ジャンボ墜落事故。
番組も特集が増える。去年は確か日航事故の特集番組を見て涙したもんだったが、今年は戦争特集番組をホント十数年ぶりにちゃんと観た。
戦後なん十年も経った昭和55年から11年間にわたって、旧日本海軍の元メンバーが集まって「戦争反省会」を開催した400時間に及ぶ録音テープ。
実は私の大学の卒業論文のテーマは「満州映画協会の広報活動」だった。
満映とは太平洋戦争中、中国(満州)で国策映画を作って戦争を扇動していた映画会社。李香蘭という女優は有名だけど、結局大したものは作れなくて日本の敗戦とともに消滅してしまった。
その辺りを調べるにあたって、私自身の印象としては「太平洋戦争を積極的に推し進めたのは日本陸軍で、海軍はグローバルな視点を持っていたにもかかわらず止められなかった」と感じていたんだけど、今回の特集番組で、そう感じさせた(陸軍にすべてを押し付けた)海軍の戦後処理方針があったことを初めて知った。
考えてみれば太平洋戦争の始まりは山本五十六率いる海軍の真珠湾攻撃だった。
開戦に際しては海軍の中にも「アメリカには勝てない」と思っていた人間が少なからずいたにもかかわらず、そう指摘できない「組織の中の雰囲気」があったという。つまり開戦は避けられなかったというのは詭弁で、ごく一部の人間の間の人間関係で反対するものにも反対できず流されてしまったというのが反省会で出た開戦の真実だという。
真珠湾攻撃の成功により山本五十六のことを悪く言える人間はいなくなり、その後のミッドウェー海戦では大敗北、敗戦への道のりをたどることになる。
第二夜は特攻隊のこと。
海軍は特攻隊兵器を1年も前から準備してきたという。
一体どういうつもりで作っていたのか。
特攻兵機といえば戦闘機による特攻「神風特攻隊」が現在では有名だけど、その前に人間魚雷「回天」もあった。「回天」の乗務員募集の際には”画期的兵器”としか明らかにしないで募集し、志願兵は実物を目の当たりにして初めて特攻兵機だと知ったという。もちろんだからと言って逃げるわけにはいかなかった。
神風特攻隊が超有名なのは志願して死んでいく兵士を最大限に美化して宣伝したからだった。お国のために、の名目のもと多くの若者が志願して死んでいった。にもかかわらずその実効性はたった20%程度(5%する資料もある)。
第三夜は敗戦後の東京裁判への海軍の対応。
裁判を前にして、戦争責任を海軍軍令部からずらすために相当計画的な「口裏あわせ」を行ったという。BC級戦犯に死刑判決が出ても、結局A級戦犯の中の死刑判決者に海軍関係者は一人もいなかった。
400時間に及ぶ反省会テープのうち、番組で流せたのはほんのわずか。
反省会自体20年も前に終わっていたにもかかわらず、今まで公開されなかったのは多分関係者が生きていたからだろう。実名がバンバン出てくるのだから生きている間はとてもできなかったと思う。
今回制作側が強調していたのは「負けると分かっていても言えなかった雰囲気があった。それが泥沼の戦争へと日本国民を引きずり込みかつ誰も責任を取らないとうような事態を引き起こした。それは現代の社会にも十分あり得る雰囲気だし、自分たちだってそうならないとは断言できないのではないか」というもの。
それは私のようにほんの聞きかじりで戦争の一部しか知らなかった人間にはなかなか衝撃的な見方だった。
久々に観たNHK特集、観てよかったと思った。
NHKは戦争証言プロジェクトと題して、貴重な戦争証言の音声資料など「戦争証言アーカイブス」としてを公開し始めた。
いいことだと思う。
ていうか、これが大学時代にあったら!(^ ^;
知らないってことはある意味罪だと思う。
私がこの番組を見て涙ぐんだりしているのを見て、息子が興味を示したのを捉えて戦争についてどのくらい学校で習っているか聞いてみたけど、5年生ではゼロといっていいくらい習っていないらしい。
オーマイガーだよ、まったく

「戦争っていうのは人間の判断力を狂わせるものなんだよ。そのせいでたくさんの人たちが死んだんだよ」と教えたんだけど、「神風特攻隊」のインパクトが強かったらしく、その後その単語ばかり言ってるんだけど、大丈夫だろうか・・・(^ ^;
学校でももっと戦争のことを教えてほしいなぁ。息子達の祖父母世代がまだ生きているうちに、子供達が直接生の証言を聞き出す機会を与えてほしい。
そんなことも思ったりする日本の夏・・・でした。