「ジーン・ワルツ」海堂尊 | めろんぱん

「ジーン・ワルツ」海堂尊

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「チームバチスタの栄光」の作者の医療もの。今回は産婦人科医療が舞台。人工授精、不妊治療、代理母問題など、時事問題も絡めてあってとってもタイムリー。ちょうど読んでいる最中に、現実に産婦人科医師が帝王切開手術中に患者を死なせたとして逮捕された事件についての記事が出ていて、小説と重なった。

ギリギリの限界状況に直面する場面で、自らの姿勢を正しく貫こうとする姿はカッコいい・・・それが常識を逸脱したものであっても。

思えばこの作者の他の物語もひたすらこういうことを描いていたなぁと思い当たった。

医療現場はまさに日常の中で極限状況を生み出しやすい舞台だ。
病院は様々なドラマにあふれている。
今回は出産シーンにそのピークがやってきて、ひとりひとりの妊婦がどう出産に向き合ったか、それぞれの極限状況に直面してそれぞれ自分を強くして貫こうとする姿に感動した。

これで同作者の本は5冊目くらいになるのだけれど、どれもドラマチックで飽きない。
精力的に書き続けているけれど、医師の仕事は大丈夫なのだろうか(笑)
早く他の作品も読みたいなぁ・・・!