「崖の上のポニョ」

[みどころ]宮崎駿監督の4年ぶりの最新作。人間になりたいと願うさかなの子ポニョと5歳の少年・宗介との交流を感動的に描く。CGを使わず、手描きにこだわって作られた映像に注目。
[監][原][脚]宮崎駿
[プ]鈴木敏夫
[音]久石譲
[歌]藤岡藤巻と大橋のぞみ
[声]山口智子 長嶋一茂 天海祐希 所ジョージ 奈良柚莉愛 土井洋輝 矢野顕子 吉行和子 奈良岡朋子
久しぶりに楽しかった(笑)
ここ数年のジブリ映画は説教臭かったから(^ ^;
「パンダコパンダ」だなぁと、つくづく。宮崎駿の原点なのだろうか。
冒頭の海の表現、やたら力が入っていたけれど、私は街が水没した風景が好き。
宮崎演出と言えば、水と食べ物!今回は久しぶりに水が気持ち良さそうだったし、どの食べ物もおいしそうだった。音もいい。
ポニョと宗介の声も良かった。かわいかった。

ただ、ストーリーはよく分からなかったな(笑)
まぁつじつまを合わせるとか、謎が解けるとか、そういうことは今回はどうでもいいんだという気持ちが伝わってくるから深くは考えるまい・・・
同じくポニョの両親のキャラクターデザインの違和感についても・・・

とにかく、この"ムダにあふれる愛嬌”が宮崎作品の魅力だ。
シナリオを絵に置き換えるような作り方では絵の力は出てこない。作画にこだわったからこその結果なのだろう。
同時にコンピューターでしか絵を描いたことのない若いアニメーターに、貴重な作画技術が受け継がれてくれたことを願っている。このままではきれいな絵しか描けないアニメーターばかりになってしまうだろうから。むしろ宮崎駿がやりたかったことは、作る過程にこそあったのかも知れない。