混乱(?)の総会
先日私たち役員の最後の総会を開催した。
ウチの幼稚園はこの間書いたけど、最悪の経営者(正確には経営者の妻)がいる。
お寺の住職の奥様にして私たちと同じ年長組に娘を預ける母親、そして3年にわたって先生を正当な理由もなく辞めさせている張本人。
今年も年長組の担任の先生は辞めることになっている。
私たち役員は1年間先生がどんな目に遭ってきたか話を聞いているし、彼女(=実質決定権をもつ)がどんな支離滅裂なことを先生に強要してきたか知っている。
でも自分たちの子どもも卒園だし、今更先生を引き止めたところで先生も辛いだけだろうと、そして何より先生自身の「私たち父兄に余計な心配をさせたくない」という気持ちを尊重して何事もなく総会を終わらせようと思っていた。
だけど来年度以降も下の子を在園させるママから
役員は先生を辞めさせることに対して抗議したの?
という言葉で、
やっぱり言わないと後悔する!
と背中を押される形で、この総会であえて問題提起をすることにした。
いざフタを開けてみると年度末の総会とは思えないほどの参加率の高さでまずビックリした。
というのも例年は年長組はもう卒園ということで参加は少ないものなのだが、今回は担任の先生が辞めること、総会の場で花束贈呈と挨拶があることをあらかじめ連絡しておいた。
それだけ先生に感謝しているお母さんが多いってことなのだ。
問題の彼女は欠席。
委任状が出た時から何度か出席をお願いしたけれど、「税理士さんが倒れて代わりに書類を提出しに行かなきゃいけないから」とかなんとか言ってきた。
ウソっぽ~~~い
さらに担任の先生が辞めることに関しては、
「私も副園長も何度も慰留したんですよ。辞められたらベテランの先生がいなくなっちゃうから。
でも先生の意思が堅くて。
先生も5年務めると転職もしやすくて、ウチの幼稚園は小さいからお給料もたくさんは上げられなくて不満なんでしょうね。」
だって。・・・どの口が言うんじゃー
もちろん”慰留した”というのは真っ赤なウソだ。さんざんプレッシャーでがんじがらめにしておいてよくも言えたもんだ。
さらに総会については
「役員の方には、穏やかに総会を開くようにお願いします。」
だそうで。そうはいくかってーの。
総会が始まった。
初めは式次第通りに滞りなく片付ける。活動報告、会計報告、新役員の紹介など。
そして退職の先生の紹介。
司会のママの声が詰まる。
「毎年こういう発表だけはしたくないんですけど・・・」
知らなかった年少、年長組のお母さん達からザワめきが起こる。
お餞別と花束贈呈。
先生の挨拶。
「・・・いろいろありましたが5年間楽しかったです・・・辞めるのは残念ですけど、これからは他の場所で新しい未来が待っているんだと、今は思っています・・・」
もちろん先生は本当のことは言わない、というか言えない。
それでも言葉を選びつつも前向きな挨拶のできる先生はつくづく偉いと思う。
正直過去2年辞めて行った先生の挨拶ではこういう言葉は出なかった。いかにも辞めたくないけど辞めなきゃいけない雰囲気バレバレだった。
そして始まった。
すべての式次第が終わって、質疑応答の時間。
PTA会長ママから園長先生に質問。
「1年前先生は守りたいとご回答なさったのにも関わらずこういう結果になりました。なぜでしょうか」
園長先生はこういう質問が出ることは覚悟していたようだ。
今日こんなに大勢のお母様方が出席した理由がこの件にあることは分かっていますと前置きした上で、それでも差し障りのない説明を行った。だって園長は実質上園経営から外されているのだ。
もちろん納得できるハズもない。世代交代を進めているから若い人たち(=副園長と嫁)の決定には逆らえないとも言ったので、ここまでは私たちの予想通りの説明。
じゃぁここからやるぞ!と思っていた矢先、一般のお母さん達から声が上がった。
「そんな説明で納得できると思ってらっしゃるんですか?!」
次々に他のお母さんからも。
「副園長に逆らえないというなら、副園長を読んできて下さい!」
「ベテランの先生が次々と辞められて、私たちは子どもを預けている側としてすごく不安です。納得のいく説明をして下さい!」
正直驚いた。
だって始める前は発言するのは私たち役員だけだろうと思っていた。他のお母さん達には言っていないことがたくさんあったし、当然気持ちに温度差はあるだろうと思っていたから。それでもみんなの前で言うことに意義があるんだと自分たちを奮い立たせて臨んだ総会だったのだ。
正直驚いて、嬉しかった。
あぁ、やっぱりみんなも思っていたんだ。我慢させていたのは私たちの方だったのかも知れない。
もっと早くこういう場を設けなければいけなかったんだ。
副園長が呼ばれてからもお母さん達の勢いは増すばかり。
副園長もあくまでも先生が辞めると言って聞かないから承諾した。何度もとめた、といったことを繰り返した。
「辞めさせられたんじゃないですか?!」
「去年の先生の挨拶を聞いただけでも、どう聞いても本意ではないことは分かりましたよ!」
そしたら副園長、とんでもないことを言い出した。
「以前に辞めた先生の時、幼稚園で物がなくなるということが何度もあったんです。幼稚園のお金で文房具などを大量に買って、使うのかと思ったら持って帰ると。それはダメですと言ったら、どうせ辞めるんだからいいでしょ、みたいなことを言われて」
ハァ?なんじゃそれ。先生がドロボウしたってこと?
ここで聞いているお母さん達の気持ちがさ~~~~~っと引いて行くのが分かった。ほんと、音が聞こえるくらい。何言っちゃってんだ、この人・・・こりゃダメだっていう空気。
つづいて先生方と経営者側の確執について質問が及んだ。
「先生と経営者側が不仲で続かないという噂が立ってますよ」
「ここの幼稚園は3年経ったら辞めさせられる、今いる先生だって4月にはいないんでしょと言われる。4月に入ってくる人たちだって言ってます」
確執については副園長は「知らない」「そういうことのないようにこの1年は園の生活を良く見るようにしていた」の一点張り。
そろそろ彼女の話をしたいと思い、会長ママが世代交代について持ち出す。
「園長先生は世代交代とおっしゃってましたが」
それに対して副園長、
「次の世代の先生を育てるためにも、席を譲っていくということも考えています」
おいおい、世代交代の意味が違うって。自分たちのことだってことが分からないのか?
ツッコミたい気持ちを抑え、いちばん確認したいことを聞く。
「奥様が来年度から園のサポートとして出てこられるということでいいですか?」
「出ます。本人もそのつもりです」と副園長。
ひとまず確認良し。
今ひとつ話が噛み合わないまま、今度は一般のお母さん達から園に欠陥があるのではという質問。
「こんなに連続して先生方が辞めるということは、よっぽどこの園に欠陥があるってことじゃないんですか?そのことについてどうお考えですか?先生とそういうことについて話したりしなかったんですか?」
ラチがあかない。
副園長はお母さん達が訴えている危機感について全く鈍感としか言いようがない。だいたい分かってもらおうという姿勢がない。センスないのか、それとも保護者に分かってもらおうとははなから考えていないのか。
それでも副園長なりに反撃のつもりなのか
「そうおっしゃるなら、みなさんはどんな理由があるとお思いなのか教えて下さい」
ときた。さすがに全体が少し言葉に詰まった。
だって、それには特定の人物の名前を挙げなければならないのだから。
「じゃあ私が言います。圧力があったんじゃないですか?」
と会長。
「何の?誰のですか」
と副園長。
そこですかさず他のお母さんの一人が(果敢に)言い切った。
「奥様のですよ!」
みんな、納得。そう、それが言いたかったんですよ。
そしたら副園長、ようやく得心した様子で、
「そうですが。それなら分かりました。帰って話し合います」
これが終了のゴングとなった。
総会終了。
こういうやり方をして良かったのか悪かったのか。
少なくとも私たちにとっては、やるべきことはすべてやったと胸を張って言える。
発言していたお母さん達の中にも、わだかまっていたことが言えて、こういう場を作ってくれて良かったと言ってくれた人もいた。
来年度からは彼女が本格的に経営者として前に出てくる。
これだけでもこれまでと大きく違う状況だ。これがいい方向へ展開していくことを願ってる。
このままじゃいけない。少しでも状況を変えたい。
これが私たちの最大の引き継ぎ事項なのだから。
ウチの幼稚園はこの間書いたけど、最悪の経営者(正確には経営者の妻)がいる。
お寺の住職の奥様にして私たちと同じ年長組に娘を預ける母親、そして3年にわたって先生を正当な理由もなく辞めさせている張本人。
今年も年長組の担任の先生は辞めることになっている。
私たち役員は1年間先生がどんな目に遭ってきたか話を聞いているし、彼女(=実質決定権をもつ)がどんな支離滅裂なことを先生に強要してきたか知っている。
でも自分たちの子どもも卒園だし、今更先生を引き止めたところで先生も辛いだけだろうと、そして何より先生自身の「私たち父兄に余計な心配をさせたくない」という気持ちを尊重して何事もなく総会を終わらせようと思っていた。
だけど来年度以降も下の子を在園させるママから
役員は先生を辞めさせることに対して抗議したの?
という言葉で、
やっぱり言わないと後悔する!
と背中を押される形で、この総会であえて問題提起をすることにした。
いざフタを開けてみると年度末の総会とは思えないほどの参加率の高さでまずビックリした。
というのも例年は年長組はもう卒園ということで参加は少ないものなのだが、今回は担任の先生が辞めること、総会の場で花束贈呈と挨拶があることをあらかじめ連絡しておいた。
それだけ先生に感謝しているお母さんが多いってことなのだ。
問題の彼女は欠席。
委任状が出た時から何度か出席をお願いしたけれど、「税理士さんが倒れて代わりに書類を提出しに行かなきゃいけないから」とかなんとか言ってきた。
ウソっぽ~~~い
さらに担任の先生が辞めることに関しては、
「私も副園長も何度も慰留したんですよ。辞められたらベテランの先生がいなくなっちゃうから。
でも先生の意思が堅くて。
先生も5年務めると転職もしやすくて、ウチの幼稚園は小さいからお給料もたくさんは上げられなくて不満なんでしょうね。」
だって。・・・どの口が言うんじゃー
もちろん”慰留した”というのは真っ赤なウソだ。さんざんプレッシャーでがんじがらめにしておいてよくも言えたもんだ。
さらに総会については
「役員の方には、穏やかに総会を開くようにお願いします。」
だそうで。そうはいくかってーの。
総会が始まった。
初めは式次第通りに滞りなく片付ける。活動報告、会計報告、新役員の紹介など。
そして退職の先生の紹介。
司会のママの声が詰まる。
「毎年こういう発表だけはしたくないんですけど・・・」
知らなかった年少、年長組のお母さん達からザワめきが起こる。
お餞別と花束贈呈。
先生の挨拶。
「・・・いろいろありましたが5年間楽しかったです・・・辞めるのは残念ですけど、これからは他の場所で新しい未来が待っているんだと、今は思っています・・・」
もちろん先生は本当のことは言わない、というか言えない。
それでも言葉を選びつつも前向きな挨拶のできる先生はつくづく偉いと思う。
正直過去2年辞めて行った先生の挨拶ではこういう言葉は出なかった。いかにも辞めたくないけど辞めなきゃいけない雰囲気バレバレだった。
そして始まった。
すべての式次第が終わって、質疑応答の時間。
PTA会長ママから園長先生に質問。
「1年前先生は守りたいとご回答なさったのにも関わらずこういう結果になりました。なぜでしょうか」
園長先生はこういう質問が出ることは覚悟していたようだ。
今日こんなに大勢のお母様方が出席した理由がこの件にあることは分かっていますと前置きした上で、それでも差し障りのない説明を行った。だって園長は実質上園経営から外されているのだ。
もちろん納得できるハズもない。世代交代を進めているから若い人たち(=副園長と嫁)の決定には逆らえないとも言ったので、ここまでは私たちの予想通りの説明。
じゃぁここからやるぞ!と思っていた矢先、一般のお母さん達から声が上がった。
「そんな説明で納得できると思ってらっしゃるんですか?!」
次々に他のお母さんからも。
「副園長に逆らえないというなら、副園長を読んできて下さい!」
「ベテランの先生が次々と辞められて、私たちは子どもを預けている側としてすごく不安です。納得のいく説明をして下さい!」
正直驚いた。
だって始める前は発言するのは私たち役員だけだろうと思っていた。他のお母さん達には言っていないことがたくさんあったし、当然気持ちに温度差はあるだろうと思っていたから。それでもみんなの前で言うことに意義があるんだと自分たちを奮い立たせて臨んだ総会だったのだ。
正直驚いて、嬉しかった。
あぁ、やっぱりみんなも思っていたんだ。我慢させていたのは私たちの方だったのかも知れない。
もっと早くこういう場を設けなければいけなかったんだ。
副園長が呼ばれてからもお母さん達の勢いは増すばかり。
副園長もあくまでも先生が辞めると言って聞かないから承諾した。何度もとめた、といったことを繰り返した。
「辞めさせられたんじゃないですか?!」
「去年の先生の挨拶を聞いただけでも、どう聞いても本意ではないことは分かりましたよ!」
そしたら副園長、とんでもないことを言い出した。
「以前に辞めた先生の時、幼稚園で物がなくなるということが何度もあったんです。幼稚園のお金で文房具などを大量に買って、使うのかと思ったら持って帰ると。それはダメですと言ったら、どうせ辞めるんだからいいでしょ、みたいなことを言われて」
ハァ?なんじゃそれ。先生がドロボウしたってこと?
ここで聞いているお母さん達の気持ちがさ~~~~~っと引いて行くのが分かった。ほんと、音が聞こえるくらい。何言っちゃってんだ、この人・・・こりゃダメだっていう空気。
つづいて先生方と経営者側の確執について質問が及んだ。
「先生と経営者側が不仲で続かないという噂が立ってますよ」
「ここの幼稚園は3年経ったら辞めさせられる、今いる先生だって4月にはいないんでしょと言われる。4月に入ってくる人たちだって言ってます」
確執については副園長は「知らない」「そういうことのないようにこの1年は園の生活を良く見るようにしていた」の一点張り。
そろそろ彼女の話をしたいと思い、会長ママが世代交代について持ち出す。
「園長先生は世代交代とおっしゃってましたが」
それに対して副園長、
「次の世代の先生を育てるためにも、席を譲っていくということも考えています」
おいおい、世代交代の意味が違うって。自分たちのことだってことが分からないのか?
ツッコミたい気持ちを抑え、いちばん確認したいことを聞く。
「奥様が来年度から園のサポートとして出てこられるということでいいですか?」
「出ます。本人もそのつもりです」と副園長。
ひとまず確認良し。
今ひとつ話が噛み合わないまま、今度は一般のお母さん達から園に欠陥があるのではという質問。
「こんなに連続して先生方が辞めるということは、よっぽどこの園に欠陥があるってことじゃないんですか?そのことについてどうお考えですか?先生とそういうことについて話したりしなかったんですか?」
ラチがあかない。
副園長はお母さん達が訴えている危機感について全く鈍感としか言いようがない。だいたい分かってもらおうという姿勢がない。センスないのか、それとも保護者に分かってもらおうとははなから考えていないのか。
それでも副園長なりに反撃のつもりなのか
「そうおっしゃるなら、みなさんはどんな理由があるとお思いなのか教えて下さい」
ときた。さすがに全体が少し言葉に詰まった。
だって、それには特定の人物の名前を挙げなければならないのだから。
「じゃあ私が言います。圧力があったんじゃないですか?」
と会長。
「何の?誰のですか」
と副園長。
そこですかさず他のお母さんの一人が(果敢に)言い切った。
「奥様のですよ!」
みんな、納得。そう、それが言いたかったんですよ。
そしたら副園長、ようやく得心した様子で、
「そうですが。それなら分かりました。帰って話し合います」
これが終了のゴングとなった。
総会終了。
こういうやり方をして良かったのか悪かったのか。
少なくとも私たちにとっては、やるべきことはすべてやったと胸を張って言える。
発言していたお母さん達の中にも、わだかまっていたことが言えて、こういう場を作ってくれて良かったと言ってくれた人もいた。
来年度からは彼女が本格的に経営者として前に出てくる。
これだけでもこれまでと大きく違う状況だ。これがいい方向へ展開していくことを願ってる。
このままじゃいけない。少しでも状況を変えたい。
これが私たちの最大の引き継ぎ事項なのだから。