退院してから、
1週間。
初めての外出。

友人が、心配だからと、
病院まで車で送ってくれた。

インフル、ノロが、
流行っているので、
駅やバスで、
うつってしまったら大変!と。

ありがとう。

おまけに、
足りないものなどを、
スーパーで買ってきてくれた。

優しい。

予約時間からあまり待たず、
呼ばれる。

便をもよおす際に、
腸がキリキリ痛いこと。
排便の時ではなく、
その前の、
便が腸を移動している、
というのが、
痛みでわかる。
かがんでしまうほどの、
痛み。


左脇腹に、
緑色のあおたん、
触ると皮膚の下に、
しこりがあること。

退院後、
2.3日、
微熱が続いたこと。

おりものらしい、
ちょっと出血したような
感じなものが、
少しだけ一度出た。

心エコーの結果について、
聞いていなかったので、
どうだったのか?

などを伝え、質問をした。


腸が痛いことは、
よくあるらしい。
あぁ、みなさん、
そう言われますね。と。

予め言ってくれたら、
気にするここともなかったのに。
でも、まぁ、
時間の問題のようで、
気にすることはないらしい。

しこりについては、
診察日ついでの、
エコーでみてもらったが、
何もないらしい。
なんだろう?と。
手術中、
お腹に針を刺したりするので、
血のかたまりか何かかな、と。
問題ないと思います。

そうなんだ。
打ち身的な青さは、
治るだろうけど、
しこりは、気になる。
血のかたまり?
それは、なくなるの?

しばらく、
自分で様子をみておこう。
と、思った。

微熱も、
今も続いていなければ、
大丈夫でしょう。

おりものは、
退院時にもらった案内に、
しばらくは、出る、
と書いてあったので、
気にしていなかったが、
先生も、そう言っていた。

手術前、
心電図で引っかかり、
心エコーを取った件は、
気にすることはない。
たまに、
ひろっちゃうレベルのもの、
らしい。

とりあえず、
すべて安心の回答だった。

診察、背中のエコーも、
問題ないとのこと。


ただ、ひとつ。

先生から、
病理検査結果が、
2週間後に出るので、
2週間後にまた来てください、
と言われたことが気になった。

当初、
ステージⅠaだろう、
と言われていたので、
そう、思い込んでいた。

病理検査結果が出るまで、
暫定的な、
見た感じの判断である、
ということを、
忘れていた。

頭のはしっこのほうに、
追いやってしまった。
というほうが、
正しいのかもしれない。

おそるおそる、
今後、どうなるかは、
病理結果によるのですか?
と、聞くと、

そう。
検査結果次第ですね。と。

ステージが、
はっきりするので、
終わりになるか、
もしかすると、
再手術になるか、
抗がん剤になるか、
という可能性もある。と。

手術で、
終わった!と、
辛いのは乗り越えた!
と、安心しきっていた。

結果を聞きに来る予約が、
2週間後。

それまで、
また、
ドキドキ週間が続くのだ。

気になっていたことが、
先生に確認出来て、
クリアになり、
ホッとできたことは、
よかった。

でも、
まだ安心しきってはいけない、
という状況にいることを、
認識してしまった。

久しぶりに、
重い足取りで、
帰りのバスに乗った。

先生にも言われたけれど、
祈るのみ。

お墓参りや、
行けてなかった初詣に、
すぐにでも、
行きたい気持ちになった。