起床時間の前に起きる。
窓の外は、まだ暗かったけれど、
カーテンを開けて、
歯を磨き、
顔を洗った。
かがんで、顔を洗うのに、
苦痛がなくなってきた。
看護師さんが来て、
のちほど、
尿の管を取りますね!
わ~い!
これで、全ての管が取れ、
解放されるんだ!
嬉しい。
食事前に、取ってくれた。
嬉しい反面、
尿がちゃんと出来るか、
少し不安も出てきた。
看護師さんから、
トイレに行ったら、
ナースコールで呼んでください、
と言われた。
自分で排尿した後、
自分では、出し切ったつもりでも、
膀胱に尿が残っているのだという。
その量を測って、確認するらしい。
トイレに行く。
看護師さんを呼ぶ。
すると、
看護師さんが、
尿管に管を入れて、
膀胱に残っている尿を出してくれる。
管を入れられる時、
少し、痛みが生じるが、
特に意識や感覚がないまま、
膀胱に残っていた尿が排泄されている。
ちょっと不思議だった。
2回続けての量が、
50ml以下だと、
合格なのだという。
もう1度やりますね。
ギリギリの量だったようだ。
自分で、
尿を出すことに関しては、
痛みがあった。
トイレに座って、
すぐには出なかった。
数秒、意識しないと出なかった。
そして、出たものも血尿。
血が混じった、濁った色だった。
そもそも、管から排尿していた際も、
血尿だったので、
気にはしていなかった。
そのうち、
排尿の際の痛みも、
尿の色も、
改善されていくのかな、と思った。
看護師さんに、
シャワーは入れますか?
と、聞くと、
ナースステーションに戻り、
調整してくれた。
調整してくれた結果、
今なら!と。
今のみしか、空いていないらしい。
急いで、準備をして、
シャワールームに行った。
久しぶりのシャンプー。
気持ちがいい。
一度、ホットタオルで、
看護師さんが体を拭いてくれたり、
自分でも、
汗拭きシートで、
体を拭きまくったけれど、
手術して、
発熱もあり、
汗もかいたので、
体が洗えて、とてもさっぱりした。
傷のあたりが心配だったので、
濡れないように、
気を配りながら、
背中や、手、脚などに、
温かいお湯をかけた。
午後に、友達が来てくれる予定。
その前に、
シャワーを浴びることができて、
尿の管も取れて、
とても気分的によかった。
お昼ごはんも、
ご飯以外は、
残さず食べることができた。