発達障害の人は肝臓での糖新生がうまく機能していないということを聞く。



糖新生とは肝臓で糖質以外の物質からブドウ糖(グルコース)を作り出すシステム。

糖新生の機能がなぜうまく機能していないのか、その理由は書かれていなかったが、仮説の1つとして、新生児のときに正常な胎便が排泄できなかったことや胎便を出し切れていなかったことが考えられる。

胎児期には羊水を飲み込んで、これを腸管から吸収して胎盤から母体に送る仕組みになっている。このときにたまる固形産物と、消化液を出す練習をしていた肝臓等からの消化液の残りが混合してできたものが胎便。

この胎便は色は真っ黒なのが正常。肝臓からの消化液のビリルビンが十二指腸に出てくる時の色は黄色だが、腸内でたまっている間に化学的に変化すると真っ黒なビルベルジンになる。つまり真っ黒な大便が出るということは、消化器官が正常に発達していたことを示す証拠と言われている。

胎便が黒くなかった場合、それは消化器官の中でも、肝臓から消化液ビリルビンがうまく出ていない、つまり肝臓と十二指腸をつなぐ部分が生まれつき詰まっているなど、何らかの原因があると考えられる。また、個体によっては胎便を出し切れなかったために、その後の栄養の吸収に影響があるとも言われている。

私はこれらのことが原因で肝臓の発達に影響を及ぼし糖新生がうまく機能していないと考えている。

「肝腎要」という言葉があるように、肝臓は私たちの健康や発達に重要な影響を与えていると思う。