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「元刑事が見た発達障害」の著者 榎本澄雄さんが、最近こんな報告をしてくれました。

榎本さんは、以前非常勤で勤めていた横浜の放デイで勤めていました。その時の出来事の報告です。


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当時、私が夏休みや春休みだけ、つきっきりで一緒に遊んでいた子は、
特別支援学校に通う小2の自閉症の男子で、まだオムツをしていて、言葉がほとんどなく、噛みつきがひどかったのですが、
前にもお話ししたように、
私が栗本さんの本を読んで、
夏休みにおんぶや抱っこをしたり、
一緒にダンスをして遊んだり、
水を飲ませて水収支を合わせて行ったりすると、
水遊びをしなくなり、
噛みつきもなくなり、
私の真似をしてダンスをするようになり、
言葉が増えて、
自分から絵カードを出して、一緒にままごとをするようになり、
春休みには少しずつトイレに行き始めていました。

その代わり、他人に関心を示すようになり、人模倣の好き嫌いが激しくなって、嫌いな子と一緒にいることを泣き叫んで抵抗するようになっていました。

今日は偶々、その子はいなかったので、会えなかったのですが、
約一年経った最近の様子を聞くと、
2018年3月ころから、三ヶ月くらいで嫌いだった子のこともほとんど気にしなくなり、
どんどん身体を動かすようになって、
他の運動系の放デイにも行くようになり、
オムツは完全に取れたとのことでした。

改めてありがとうございます。

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この様子から、排泄機能が育つ→模倣する→自発性&言葉が出る→社会性が育つという過程が見てとれます。

あくまでもこの子だけの発達過程ですが、排泄機能が育ったことが一つのキーポイントだったかもしれません。
なぜなら、排泄機能を司る腎臓は耳とも関係していて、腎臓が発達することで耳が発達していく人たちがいるからです。そして耳が発達すると話し声の音域が聞こえるようになり、話すことにも繋がっていったと推測されます。


上記のことはエピソードの一つですが、体の繋がりを知ることは、個人個人の発達過程を丁寧に見るためのヒントになるかもしれません。