
※イラストは作者に許可をとって載せております。
以前のことだが、定期的に通ってくる子どものコンディショニング指導をしているといつもの体の状態と違っていることに気づいた。
両肩が上がっていて呼吸がいかにも苦しそう。
母親に「何か変わったことがありましたか?」と尋ねると心当たりがない様子。体の様子から見て歯の治療をしたときに表れる体の状態と思い、母親に歯の治療を行ったかどうかを尋ねると3日ほど前に治療したとのこと。春に歯の治療をすると体が変動しやすいので、その影響が出ていた。
コンディショニング指導後、開口一番「はぁ〜、息が楽になった〜」とその子どもは言っていたことを思い出した。
その子どもは定期的に通っていたので、普段の体と今日の体が違いがわかり、的確にコンディショニングが行えた。
悪くなった時だけ、気になる時だけしか体を観ていないと普段の体の状態に戻す道筋や過程がわからず、何でもかんでも悪くなったとこだけを早く良くしようとする。これは自分のことについても言えることだが。
コンディショニングとか発達を観る場合、0もしくは100かというデジタル的な捉え方ではなく、0から100に向かっていくとか、50から100に向かっているとか、100から0に向かっているとか、繋がっている見方=アナログ的な捉え方という物差しで観ることが大切になってくる。
そして何かを取り入れても良い方向に向かっていくとは限らない。またすぐに効果が出てもそれが保たないこともある。この場合、速度という視点も大切になってくる。これについてはまたの機会に話したいと思う。
いずれにしても普段から体に注意を向けることが大切だが、もっと大切なことはお腹で呼吸ができていること。お腹で呼吸ができていれば普段の生活に適応しているかと思う。