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あんじんや保育園で乳児を観る機会がある。

この時期は泣くことで自分の要求(体の要求)を訴える。

泣き声を丁寧に聞いていると「オムツが濡れている」「お乳が欲しい」「喉が渇いた」「体が熱い」などがなんとなく分かってくる。

喉が乾いたときに水分を与えると泣くのをやめ、ゴクゴクと飲んでいく。しばらくすると満足した表情を浮かべる。

また泣く。「今度は何で泣くのかなぁ?」と推測しながらオムツが濡れているのか、汗で衣服を変えたいのか等を考える。

これって、赤ちゃんの訴えを理解していくことと同時に言葉のやりとりの出発点だと思う。

言葉が遅いお子さんや出ないお子さんの指導をすることがあるが、お子さんの体の訴えを聞き逃したり、対応ができないと信頼関係が築きにくくなる。そうなると言葉が出る出ないに関わらず訴えたくても訴えられなくなることも考えられる。

故 荒井良先生の本を読んで、改めて言葉は他者との信頼があって成立することの大切さを痛感した。