自立というと、自ら稼いでそのお金で生活するとか、親から離れて1人で暮らすといったことを思い浮かべるが、その前に自分の足でしっかり立つ・歩く、そして自ら排泄できることが自立の前提条件になるのではないか、と思う。
先日、すぐ部屋から出て行ってしまうお子さんのコンディショニング指導をした。観察してみると股関節の緊張が強く、脚を拡げて股関節を無意識に調節をしているようだ。
このお子さん、入学する前には自らトイレへ行っていたとのこと。在学する学校では規則のためか、オムツをして授業を受けていると親御さんから聞いた。
部屋から出て行ってしまう原因の1つに、オムツを履いていることが挙げられる。皮膚が刺激されることや股関節が締めつけられことの不快感から逃れたくて動きたいのだと思う。
オムツの件に関して親御さんは学校へ働きかけているが、改善はないとのこと。親御さんには2、3アドバイスをし、次回会った時にその後の様子を聞いてみたいと思う。
それにしても学校の対応によってその子の自立を停滞させているのでないか、と考えさせられた指導だった。
