デッサン教室・44回目。 | ま、いっか。

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イラストでつぶやいてみる。アラフォーなワタシの、気になるヒト、モノ、アレコレ。

「おとなしい描き方してるね」

私のデッサンを見た先生が言った。

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「自分がどうしたいのか、
どう進めたいのか分からないんです」


形はなんとなく取れた。


でも、いつもここからどう進めていったらいいのか分からない。

なんとなくぼんやりしたままの作品で終わる。



「どんな絵を描きたい?

例えば質感が出したいのか、立体感が出したいのか。」


どんな絵を描きたいか、と言われても

正直分からない。

質感を出したいのか、立体感を出したいのかさえも分からない。欲を言えば、どちらも出したい。

でも、私はそれ以前の段階なのだろう。


「じゃあ、どんな絵が好き?」

それも、なんだか分からない。


ゴッホもピカソもラッセンもダヴィンチもミュシャも、

鳥山明も荒木飛呂彦もすごいし、真似してみたいと思う。

でも自分がどう描きたいかと言われると、

正直分からない。


「『今回はゴッホのつもりになって描く!』でもいいと思うよ。いつも同じ人を目指さなくても」


「うーん…じゃあ今回は『質感』を出したいです」

「分かった」


そう言って私に教えてくれた先生のワザは、ちょっと感動した。


鉛筆の芯の硬さだけでなく、角度と筆圧だけで、表現できる質感は変わる。

亀の甲羅は硬くてツルっとしている。

首や足はザラザラしている。

立てると線は細くなる。画用紙のゴツゴツした面を埋めて、硬い表現になる。

寝かせると線は柔らかくなる。画用紙のゴツゴツした面を浮き立たせて、首や足のザラザラ感を表現する。

どちらも筆圧を強くすると濃淡・陰影が出来る。

「とりあえず、それだけでやってみようか」

そう説明しながら先生が一本の鉛筆で線を描くと、夢のような空間が出来るような気がした。

一言も、聞き逃したくないと思いながら、画用紙の端に拾った言葉をかきとめる。


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同じ硬さでも、傾きと筆圧だけで表現できる質感がある。
それを、鉛筆の硬さを変え、時には全体のバランスを取るために柔らかいところにも硬質な線を入れる。

あぁ、
お金を使って、時間を使って話を聞くって
体験するって
今までたくさんたくさんやってきたけど、
こんなにアドレナリンが出る喜びもある。

来週の仕上げが楽しみ。