胃潰瘍の診断をガンと思いこんだ中年男性が家族を巻き込んでいくコメディなんだけど、山田太一作品とあってなかなか面白かった。
仕事も強引に切り上げて頭2,3分を見逃してしまったが、やっぱ、いい
お芝居を見るといいなあ、普段の日常をすっかり忘れてすがすがしい気持ちになるし、心の栄養をもらったようで、とってもゴキゲンだった。
その芝居のことについてブログを書こうかな~なんて思いながら帰路についていたのだが…。
自宅の最寄駅について、階段を上がろうとすると「ドドドーン」という、大きな音と同時に女性が「大丈夫ですか!」と叫ぶ声が聞こえた。
最初は大きな荷物が落ちて転がったのか、と思ったのだが、転がったのはモノではなく、人だった。
駅の階段が曲がった構造なので私には見えなかったが、どうやら、男性が転がり落ちたらしい。
それにしてもすごい音だったので、大丈夫か?と私もその男性のところに行ってみた。
男性は50代半ばくらい、倒れたままだが、意識はある。
が、泥酔に近くよっぱらっており、、ろれつの回らない口調で「すみません」というばかり。
どれくらい意識があるのか二本指を立てて「何本あるか見えますか?」
と聞いたが、酔っぱらっているせいか「それは後で」とかいって答えない。
意識はあるが、階段の踊り場の中央にゴロンと転がったままで、脇を人々ががいきかう。
目撃者の若い女性が「起き上がった方がよいのでは」と提案しても、動きそうにない。
やがて、誰かが呼んだのか、警官が2人登場。目撃女性から軽く事情聴取したうえ、彼女の携帯番号を尋ねている。
警官が来てもおじさん寝転がったままだったが、「人が通るから」と説得するとようやく起き上がり、通行人の邪魔にならない場所にしゃがみこんだ。
頭を派手に打っていて、こぶと内出血が見えた。
「こんなこぶもあるし、病院に行ったら」と警官も勧めるが、本人はその気がなさそう。
若い女性と私はもういいですよ、ということでその場を去ったのだが、
ちょっとあのおじさん、大丈夫か?
という気がしなくもなかった。
というのも、私の会社で、やはり酔っぱらって階段から落ちた末、翌朝亡くなってしまった人がいるからだ。
直接の知り合いではなかったので、確かなことは覚えてないのだけど、確か、転んだあと、タクシーで同僚が家に送り届けたが、翌朝、自宅でなくなっているのが発見された、という感じだったと思う。
酔っぱらって足を踏み外して転倒するなんて、よくありそうなことだが、
うちどころが悪ければ、死に至ってしまうのだ。
そして、今回のおじさん。
どう転んだか、目撃はしていないが、あの頭の傷を見ると、ゼッタイ検査したほうがよい気がする。
さすがに「私の上司は階段から落ちて死んだから、検査しろ」とまでは言えず、別れ際に「病院行ってくださいね」としか言わなかったが、あのおじさん、大丈夫かなあ。。。
ちょっと気になる一幕だった。