大斎原(おおゆのはら)
私が熊野で一番行きたかった場所です。
熊野本宮大社の元宮で、明治時代に大洪水で流されるまで
ここに本宮がありました。
近くに川があるのです。
いまは大きな鳥居と祠があるのみだけど
本当の本宮はここでしょうね。
両側田んぼの一本道を歩いていくと
大鳥居にたどり着くのですが
鳥居に近づいていくのに遠く感じる不思議な場所でした。
熊野信仰発祥の地だそうです。
もう一つ、ふれておきたいのが神倉神社。
ゴトビキ岩という大きな岩がご神体という知識ぐらいで
行けたら行きたいなと思ってました。
幸い、行けるチャンスが到来。
だが、しかし、神倉神社に着いて
鳥居の向こうにそびえる階段を見てギョッとしました。(ノ゚ο゚)ノ
階段といっても、舗装されたものではなく石です。
しかも急でらせん状に積み重なっている箇所も有り。
長くて先も見えない……。
義両親が車で待ってるというので、残してきて正解でした。
とても登れなかったでしょう。(;^_^A
私はチャレンジしたものの、何度も降りたくなりました。
でも降りるのもこわいので、結局登るしかないのね。
私は今まで長い階段の神社や
参道というより山道では? という神社に行ってきたけれど
神倉神社は間違いなく、3本指に入る険しさです。
上から降りてくる人に「あとどのくらいですか?」と
聞きながら登りましたよ。(^o^;)
神倉神社は熊野速玉大社の元宮です。
ご神体のゴトビキ岩は日本神話では天磐盾(あまのいわたて)として
登場するようです。
盾というくらいだから何かを守っているのでしょうか?
苦労して登って、ようやくゴトビキ岩を拝むことができました。
私の経験上、聖地というのは3次元ではへんぴな場所に
あるような気がします。
だから、ここも多分その一つなんでしょうね。
降りる時に、こわいのか、一段づつ座りながら降りている
お姉さん方をお見かけいたしました。
もし、このロッククライミングばりの神倉神社にお参りしたい方が
いらっしゃいましたら
大きな荷物は持たず、スニーカーにパンツスタイルで
雨の日や暗い時間に上り下りするのはやめておきましょう。
ご神体の写真を撮るのは気がはばかったので
ゴトビキ岩の横から眺めた景色の写真を載せておきます。
~旅日記は続く~

