この春一年生になる子たちの最後の登園日だった昨日。
保育園では、ご両親が働いているため
卒園式以降も、3月いっぱいは子供たちが通ってくるのです。
子供たち同士も別々の小学校になる場合もあり
別れがあったことでしょう。
保護者もいつもより長くお話して帰る方が多かったようです。
0歳から入園した子だと、0・1・2・3・4・5歳で6年間
保育園に通ったことになるんですよね。
卒園が感慨深くて当たり前だと思います。
私はこの春1年生になる子の一人、Yちゃん(女の子)との別れが
印象に残りました。
Yちゃんは知的障がい児です。
以前この日記でもYちゃんのことを書いたことがあります。
最近、Yちゃんは小さなことでカンシャクを起こし
不安定気味でした。
でも「せんせ~、こっちおいで!」などと言って
一緒に遊びたがっていたので
なるべく一緒にいる時間を作ってました。
昨日、抱きついてきた他の子を抱っこして
その子との別れを惜しんでいたら
Yちゃんが近づいてきて
私のほっぺにチューしたのです、2回も。
いままで他の園児にもYちゃんにも
そんなことをされたことがありませんでした。
あとで、Yちゃんの担任だった先生に
「Yちゃんがチューしてくれたんですよ」と話したら
先生に「いいな~、私してもらったことない」と言われました。(笑)
チューの後、すぐにお迎えがきてYちゃんは帰りました。
Yちゃんのママが
差出人にYちゃんの名前が書かれたお手紙を
担任だった先生に渡していました。
昨日、Yちゃんは他の子とトラブルを起こさず
一人で勝手にどこかに行ったりもせず
平和に遊んでいました。
Yちゃんは末っ子なので、妹や弟のお迎えで
今後、保育園にくることはありません。
保育園でお友達や先生と会うのは今日で最後だと
心のどこかで分かってたんだろうなぁと思います。
きっと、今までありがとうのチューだったのね。(T_T)
出会った時より一回りも二回りも大きくなったYちゃん。
最初は意思の疎通も難しく、ぶつかることも多かったけれど
Yちゃんがお休みの日は物足りなく感じてました。
成長するのはいいこと。
別れも自然の訪れ。
私は失う時に初めて
自分がこんなにも愛されていたことを知りました。


