「先生、わたしに会えなくなったらさびしくなる?」
などと、卒園を控えた子に
かわいらしく聞かれる今日この頃です。(^-^)
でも年長さんで一人
卒園式に出られなくなってしまった子がいます。
Rくん。
2月上旬に急に入院して
それ以来、保育園に来ていません。
初めは検査入院だと聞いていたのですが
長いので、どうしたんだろうと思って
上の先生に聞いてみたのです。
そうしたら、Rくんは白血病で
1年間入院することになってしまったとのことでした。
聞いた時はショックで
とても信じられませんでした。
だって入院するまで元気だったのです。
しょっちゅう熱を出す子じゃありませんでした。
Rくんは問題児だらけの年長クラスにおいて
非常に性格のいい男の子です。
一緒に遊びたい時には正々堂々と
「入れて!」と言うし
率先してお片づけもします。
泣いている子に私が事情を聞こうとしていたら
「先生、泣きやんでから聞いた方がいいよ」と
Rくんに言われたことがあります。
確かにエグッエグッとやっていて
感情的な時に聞いても
正確なことは分からないかもしれませんしね。
Rくんは大人だな~と感心したものです。(^^ゞ
それとRくんのことで印象に残っていることが一つ。
私が保育園に顔を出すようになったばかりの頃
カラフルでグネグネ曲げられるプラスチックのおもちゃで
Rくんが指輪を作ってくれたことがありました。
それは水色の指輪で
Rくんいわく「青いバラの指輪」とのこと。
保育園児ならちょうどいい大きさかもしれないけれど
大人の指にはちょっときつかったので
「Rくん、これブレスレットに作り直してくれない?」
と聞いたら
「指輪じゃなきゃダメ!」とのこと。
その指輪を私の指にはめて
年長クラスの担任の先生(男)のところに
私を引っ張っていったRくん。
まるで、こいつは俺の女だから! と言わんばかりでした。(笑)
その後「先生は結婚しているの?」と聞かれたので
正直に答えましたよ。
なので、Rくんと私が一緒になる未来はなくなりましたが(;^_^A
小さくても男は男!
ロマンチストな子だなぁと思ってました。
Rくんは忘れてしまうでしょうが
私は、ほっこりとした思い出として取っておきます。(*^o^*)
心配で少し調べてみたのですが
白血病はちゃんと治療すれば治る病気
とのことでした。
私はRくんの主治医でも病院の看護士さんでもないので
彼のくわしい病状は分かりません。
でも絶対よくなると信じてる!!
保育園の先生方が鶴を折って
Rくんのママに渡すとのことだったので
私も折らせて頂くことにしました。
ヒーラー音樹が腕によりをかけて折り鶴に魔法をかけるよ★
Rくん、早く元気になぁれ!!


