高校時代の思い出と「心の風邪」 | 銀河の渚 Dreamscape

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地上に舞い降りた天使 
かすかに聞こえる羽音
羽が風に舞うその瞬間
Dreamskape 
プロローグ

(写真:ドラマで天使を演じたキム・ボム)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鬱病は、「心の風邪」

なのだそうですが、

現代のような

ストレス社会では、

誰でもなりうる病気だと

私は思っています。

 

 

実は高校生のとき

仲の良かった友だちで、

その病気を患った

友だちが一人いました。

 

 

ただ私はその頃、

この病気のことを

良くわかって

いなかったのでした。

 

 

だから彼女に

普通の友だちと同じように

接していました。

 

 

本当は一学年、

上の人だったのですが、

病気のせいで、

一年遅れてしまい、

クラスメートになった人でした。

 

 

第一印象は、

聖少女という感じで、

すごく清らかで

不思議な美しさに

満ちた人でした。

 

 

実は前年、

(内科の病気でしたが)、

私も彼女と同じように

入院生活を

経験していたので、

とても親近感が

持てたのでした。

 

 

彼女はキリスト教徒

だったのですが、

私の数学の家庭教師だった

大学生の先生が、

彼女と同じ教会に

通っていたことも、

仲良くなれた

要因だったような

気がします。

 

 

高校3年生でしたから、

進路面談があり、

その時、担任の先生が、

彼女と仲良く話しているのは

私だけだったことから、

「(彼女の)自殺を

心配している」

と言われたのですが、

私にはぜんぜん

ピンとこなかったのでした。

 

 

私は彼女とは違う中学に

通っていたので、

中学時代の彼女を

知らなかったのですが、

彼女の中学時代を知る

別のクラスメートからは、

彼女はすごく優秀な

特別な学生で、

本来なら私が話せるような

相手ではないのだと、

怒られもしました。

 

 

しかしみんな怖がって、

ほとんど彼女に

話しかけないのでした。

 

 

彼女は病気の原因を、

自分で分かっていて、

それが恥ずかしような

原因なのだと言っていました。

 

 

あまりに聡明で

神々しい美しさに満ちた

そのクラスメートは、

(私の馬鹿話が少しは

心を癒やすことが

出来たのかどうかは

わかりませんが)、

無事、極端な選択を

することなく、

共に学び舎を

巣立つことが出来たのでした。

 

 

高校卒業後は、

進路が別々に

なってしまったので、

会うことはなかったのですが、

一度だけ元気そうな彼女を

遠くから見かけたこと

があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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