「聖なる者」第2章 太陽と月~シャーマンの末裔 ウソン 第4話 リーダーの異常なスキンシップに | 銀河の渚 Dreamscape

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アイドル・グループ

「アクエリアス」の

メンバーだったころ、

マイケルを悩ませたものは

色々あったが、

リーダーのバックハグも

そうだった。

 

 

マイケル(ウソン)は後ろから

抱きつかれることが

苦手だった。

 

 

苦手と言うよりも、

むしろ苦痛だった。

 

 

マイケルが所属していた

ボーイズグループのリーダーは

外国人で、やたら

後ろから抱きついてくる

青年だった。

 

 

ハグは

日常茶飯事。

 

 

リーダーにとって、

メンバーとのスキンシップは、

ことばの壁を乗り越える

彼なりの方法だったようなのだが、

マイケルにとっては、

それは苦痛でしかなかった。

 

 

他のメンバーも

リーダーを見習うかのように、

バックハグを普通にするようになって、

マイケルを悩ませた。

 

 

マイケルが育った国の

少年たちは、

お家芸とも言える武術

テコンドーを習いに、

子どものころ

道場へ通わされることが多い。

 

 

マイケルも道場へ通い、

黒帯一歩手前まで

修業したのだが、

その時のクセで

ふいに後ろから

抱きつかれた場合、

反射的に相手を

投げ飛ばしそうに

なるのだった。

 

 

ヨハンや他のメンバーは

体も小さく、

後ろから抱きつかれても

子猫がじゃれている感じで,

あまり気にならなかったのだが、

同じ年齢でがっしりした体格の

リーダーの場合は

そうは行かなかった。

 

 

リーダーは

愛を告白しているかのように、

ことあるごとに体を触り

スキンシップをしてきた。

 

 

そういう習慣の無い国で

育ったマイケルは、

それが外国流で

洗練されたマナーなのだから、

受け入れろと言われても、

そう簡単には

受け入れられるものでは

なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(写真イメージ~リーダーのバックハグに耐えるマイケル)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(写真イメージ: リーダーのバックハグにいつも驚くヨハン)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★「聖なる者」第1章 「王女ルナの恋」

 

第1話~第29話まで、全部読めます。

(王女ルナの「忘れられない人」についての物語です)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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