創作ファンタジー ミステリー小説「聖なる者」第1章 王女ルナの恋 第17話  | 銀河の渚 Dreamscape

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地上に舞い降りた天使 
かすかに聞こえる羽音
羽が風に舞うその瞬間
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プロローグ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルークがアラブの王子を

怒らせてしまったことで、

まとまりかけていた、

自家用ジェットと武器の調達が

不可能となり、ソヨンは

窮地に追い込まれていた。

 

 

しかしルークが

その突破口となった。

 

 

「あなたは誰なの?」

 

「ルーク・スカイウォーカー」

とルークは白々しく答えた。

 

 

「さっきあなたを救った

4人の男たちは、

かつて大統領のSPだった」

 

 

ソヨンの話にも、

ルークは知らないふりをし、

本当の名前を

言おうとはしなかった。

 

 

「なぜ知ってるかって?

私も一時、要人のSPを

していたことがあるの。

私の顔見知りが、

さっきあなたを護った

男たちの中にいたわ」

 

 

「フ~ン・・・、そうなんだ。

ぜんぜん知らなかったな。

でも、僕の知り合いではないから、

知らなくて当然だよね」

と答えた。

 

 

 

「政権が変わったとき、

彼らは辞職して、元大統領と共に

官邸を去ったの。

 

そして今でも元大統領の

身辺を護っていると

噂では聞いていた。

 

それなのになぜ、

彼らはあなたを

護っているのかしら?」

 

 

「あなた、元大統領の孫なのね?

だから気づかれないようにして、

彼らはあなたを見まもっていたんだわ。

私でさえ、あの騒ぎが起こるまで、

まったく気づかなかった」

とソヨンは驚いて、少年に言った。

 

 

「元大統領は、次男ではなく、

死んだ長男が残した息子を

自分の跡継ぎに考えていると

聞いたことがある。

あなたがその孫だったのね?」

 

 

「そうだったとしても、

みんな昔のことさ。

僕は、元大統領の孫でいるよりも、

レイアと一緒にいたい」

 

「おじい様は、僕とレイアを

引き離そうとした。

だから僕たちは一緒に

逃げるしかなかったんだ」

 

そしてルークはソヨンをにらみつけ、

「誰にも僕とレイアの愛を

引き裂く権利はないんだ」

と言い放つと、その場を

走り去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(家出少年部隊のエース ルーク:イメージ~Stray kids ヒョンジン)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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