昨日は、名古屋へ牛田くんのリサイタルに行ってきました。



先月の倉敷のベートーヴェン4番、

京都、別府と続いて、ちょっと疲れぎみでした。


でも、今回は、ヤマハの新型CFXを使用しての演奏会ということで、


とっても楽しみでした音譜


日響楽器さんの、創業75周年を記念してのリサイタルです。


会場は、三井住友海上しらかわホール。


チケットは完売でした。

ファン智さんが手配してくれたおかげで行くことができましたニコニコ


開場時間より前に、様子を見に行くと、

すでにたくさん並んでいたので、


係の方の誘導により並びました。


自由席なので、できれば希望の席で聴きたいな、と思いまして。



ホールの入口前、両サイドにスタンドのお花が飾ってあって華やかでした。


ホールの中には、少し変わった雰囲気のピアノが。



こちらは、日響楽器さんのオリジナルブランド、The Metallic Art Pianoです。

ピアノの外装にメタルコーティングで
装飾が施してあります。

こちらのグランドピアノは、赤地のアクリルと、金箔のコンビネーション。

米国人アーティストがデザインを手掛けたもの。


こちらは、古いアップライトを、スタイリッシュに生まれ変わらせたもの。

近くで見ると、艷やかに煌めいてました



一旦、ホールの中で待機した後、
開場時間になって、皆さん小走りでお目当ての席へ。

やっぱり、前の方から埋まっていく感じでした。

私は、あんまり前だと、ピアノが気になって演奏に集中できないので、

少し下がって、手元の見える席にしました。

舞台の上に、新型のCFX。

外観は変わっていないようでしたが、
サイトを閲覧すると、YAMAHAのこだわりが感じられます。


どんな音がするのかワクワクします。




牛田くんは、日響楽器さんが運営する、ヤマハの音楽教室に通ってたのですね。


それが、今ではピアニストとして、リサイタルに呼ばれるなんて、


牛田くんも、日響楽器さんも感慨深いものがあるでしょうね。


会場は、関係者席が設けてあったり、

子供さんもたくさん見かけました。



program


シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番

イ短調D664


シューマン:ピアノ・ソナタ第1番

嬰へ短調Op.11


〜〜休憩〜〜


ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番

へ短調Op.5



牛田くんは、ライティングのせいか、

一段とメッシュヘアが輝いていました。


シューベルトの冒頭のモチーフは、

前回、前々回よりも、輪郭が明瞭に聞こえてきました。


美しい旅先の風景が、伸びやかに展開されました。



シューマンのソナタ。


やっぱりよく分からないのですが、

3楽章のスケルツォがキレキレで、間奏部分が力強く、高らかにうたっていました。


4 楽章のコーダでは、情熱が溢れて止まらない、という感じで、


新型のCFXのパワーを感じました。


そして、ブラームス。


もう、これは、ただただカッコイイとしか言いようがないです。


音楽的な要素はもちろんだけど、

鍵盤を流れるような指使いが美しく、

見惚れてしまいます。


また、聴く機会のある方は、ぜひ、

手元のみえる席をオススメします。


アンコールは、樅の木とコンソレーションでした。


ブラームスの最大音量の後での、癒やしの音色。


今日は、牛田くん、拱手も控えめでした。


京都の時は嬉しそうに、握った手を高く上げてたのですけどね。


ちゃんと場をわきまえているという感じです。



今回のドイツもののソナタリサイタル。


私が聴いたのは3箇所。

それぞれ、ホールの大きさ、ピアノも違ったけど、


やっぱり、ホールとピアノの状態は大事だな、と思います。


同じプログラムでも、飽きることなく聴けるのは、毎回違うから。


しばらく、ソナタリサイタルはお休みですが、


今度は、さらに進化しているかもしれない。


また、来年の春頃のスケジュールが発表になって、


どこかで聴けることを楽しみにしていますニコニコ