昨日は、名古屋へ牛田くんのリサイタルに行ってきました。
先月の倉敷のベートーヴェン4番、
京都、別府と続いて、ちょっと疲れぎみでした。
でも、今回は、ヤマハの新型CFXを使用しての演奏会ということで、
とっても楽しみでした
日響楽器さんの、創業75周年を記念してのリサイタルです。
会場は、三井住友海上しらかわホール。
チケットは完売でした。
ファン智さんが手配してくれたおかげで行くことができました
開場時間より前に、様子を見に行くと、
すでにたくさん並んでいたので、
係の方の誘導により並びました。
自由席なので、できれば希望の席で聴きたいな、と思いまして。
牛田くんは、日響楽器さんが運営する、ヤマハの音楽教室に通ってたのですね。
それが、今ではピアニストとして、リサイタルに呼ばれるなんて、
牛田くんも、日響楽器さんも感慨深いものがあるでしょうね。
会場は、関係者席が設けてあったり、
子供さんもたくさん見かけました。
program
シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番
イ短調D664
シューマン:ピアノ・ソナタ第1番
嬰へ短調Op.11
〜〜休憩〜〜
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番
へ短調Op.5
牛田くんは、ライティングのせいか、
一段とメッシュヘアが輝いていました。
シューベルトの冒頭のモチーフは、
前回、前々回よりも、輪郭が明瞭に聞こえてきました。
美しい旅先の風景が、伸びやかに展開されました。
シューマンのソナタ。
やっぱりよく分からないのですが、
3楽章のスケルツォがキレキレで、間奏部分が力強く、高らかにうたっていました。
4 楽章のコーダでは、情熱が溢れて止まらない、という感じで、
新型のCFXのパワーを感じました。
そして、ブラームス。
もう、これは、ただただカッコイイとしか言いようがないです。
音楽的な要素はもちろんだけど、
鍵盤を流れるような指使いが美しく、
見惚れてしまいます。
また、聴く機会のある方は、ぜひ、
手元のみえる席をオススメします。
アンコールは、樅の木とコンソレーションでした。
ブラームスの最大音量の後での、癒やしの音色。
今日は、牛田くん、拱手も控えめでした。
京都の時は嬉しそうに、握った手を高く上げてたのですけどね。
ちゃんと場をわきまえているという感じです。
今回のドイツもののソナタリサイタル。
私が聴いたのは3箇所。
それぞれ、ホールの大きさ、ピアノも違ったけど、
やっぱり、ホールとピアノの状態は大事だな、と思います。
同じプログラムでも、飽きることなく聴けるのは、毎回違うから。
しばらく、ソナタリサイタルはお休みですが、
今度は、さらに進化しているかもしれない。
また、来年の春頃のスケジュールが発表になって、
どこかで聴けることを楽しみにしています