牛田くんの別府でのリサイタルに来ています。



時間に余裕を持って空港に行ったつもりが、

フライトの時間を勘違いしていましたあせる

危ない、危ないびっくり
次の便だとリサイタルに間に合わないところでしたガーン

倉敷でも色々やらかしたし、
遠征はやっぱり苦手です。



会場はしいきアルゲリッチハウス



こちらの公演が発表になった時に、
行きたい!となったのですが、

飛行機の最終便に間に合いそうにないので、日帰りは不可能。

しかも、座席数が140席ということで、
チケットは取れないだろうと、

一旦はあきらめました。

で、チケットの発送日に試しにトライしてみたら、取れたんです。

しかも、座席選択する時に、勝手に確保されている状態になってて、
(たぶん、焦って手が震えて、知らない間に押さえてたのかと)

モタモタしてると絶対に売り切れると思ったので、そのまま決済しました。

取れた~と思ったけど、さて、どうしようかと。

次の日は月曜日で、家族は朝から仕事だし、
うちには、うさネザーランド・ドワーフがいるので、留守にできません。

どうしようかな~、取れちゃったよ~
と白々しく言ってると、

ダンナが、「仕事休むから行ってくれば」と、言ってくれて、泊まりで行けることに。

電車で日帰りも可能ですが、時間もかかるし、交通費も高くなるのですよね。

ホテルと飛行機の方がお安く行けるのですニコニコ


アルゲリッチハウスは、以前に牛田くんが、CASIOの電子ピアノを紹介するイベントで訪れたことがあって、

その記事を読んで、同じ電子ピアノを購入したんです。
(今は違うメーカーの物ですが)

その当時の記事

いつかここで、牛田くんのピアノが聴けたらなぁ、と思ってました。




世界へ羽ばたく音楽家たち Vol.10

2022年9月11日(日)
15:00開演

しいきアルゲリッチハウス・サロン


ロビーの壁には、色々な音楽家のサインが書かれていました。


サロン内は、撮影禁止でした。

壁側の中央に、少し斜めにスタインウェイが置かれていました。

取り囲むように、座席が配置。
ピアノの椅子側に、スタンドテーブルの上の花束。

壁と床は木材で、天井は白く、高い。

演奏者と同じ目線。
まさに、サロンという場所でした。





プログラム

シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番
イ長調 D664 op.120

シューマン:ピアノ・ソナタ第1番
嬰へ短調op.11

〜〜休憩〜〜

ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番
へ短調op.5


牛田くんは左側の扉から登場しました。
座席のすぐ側を通って、笑顔でピアノの横へ。

今日はシューベルトが1曲目。

いつもにも増して、柔らかい音の響き。

優しさと温かみに溢れています。

今日の3曲の中では、1番会場に合っていたのではないかな、と思いました。

1音1音、どんな小さな音も拾ってしまうから、ごまかしが効かない。

もっとも、牛田くんはごまかしてなんかいませんけどね。

続いて、シューマン。

前回より、少しだけ曲に入り込んで聴けたかな。

私の席は、牛田くんの横顔と手元が見える席でした。

距離が普段より近いので、牛田くんが自分自身で聞いている音と、同じ音が聞こえているのでは、と思いました。

バスが重厚に響き、
トレモロが不安げに奏でられていた。

フォルテでは、打鍵音も混ざっているような感じで、

大ホールとは違う響きを堪能できました。

休憩後のブラームス。

これは、やっぱり安定の美しさは変わらず。

牛田くんが愛を語る時もきっと、
遠慮がちに囁やきながら、内面は燃え上がっているんじゃないかしら、

と想像してしまいます。

緩急が交差しながら、ドラマティックにフィナーレ。

控えめな牛田くんは、壁ぎわに立ってお辞儀をしていました。

拍手が鳴り止ます、アンコールに答えてくれました。

トロイメライを聴くと、何だか家を思い出して帰りたくなりました汗

続いて、バッハのコラール前奏曲。
今日のプログラムに入ってなかったので、アンコールで演奏してくれたんですね。

置いてあった花束を手にとって退場したので、もう、これで終わりかな、と思ったら、

花束を手に、また出てきてくれました。
ピアノのフレームのところに置いたら、

リストのコンソレーション第3番が聴こえてきて…

これは、もう最高のシチュエーションです。

アンコールに入ってから、スタオベする方がいたのですが、

最後は、たくさんの人がされてました。

今日も牛田くんは、手を組んで感謝を表してました。

会場が明るくなるまで拍手が盛大でした。

この上なく贅沢な時間を過ごせて、
またひとつ思い出が増えました。


さて、演奏会が終わって、
本来なら、どこか観光をというところですが、

私は、さっさとホテルに帰りました。

アルゲリッチハウスの近くに、
漫画のピアノの森にも出てくる、
別府公園があったのですが、タクシーで素通りてへぺろ


明日も、早い便で帰ります。

うさネザーランド・ドワーフの世話に不慣れなダンナに任せてるのが心配なのでショボーン

今日は、疲れたけど、なぜか寝れる気がしない。

そう、牛田くんの演奏会の日、特に夜公演だと、

頭が冴えて寝れないのです。

きっと皆さんもそうですよねニコニコ



2022.9.12 追記

主催者よりコンサートレポートが公開されました。