を聴きに、浜松に行ってきました。
浜松に来たのは、牛田くんの浜松国際ピアノコンクール本選以来です。
もう3年も前なんて信じられないです。
世の中はすっかり変わってしまったし、
牛田くん自身も大きな変化がありました。
牛田くんのショパコン2番を今まで聴いたことがなかった私。
どちらかというと、ショパコンは1番が好きなので、牛田くんの演奏も2回ほど聴いてます。
2番は近場での演奏会がなかったこともあって機会を逃してました。
ショパンコンクールのファイナルで、
2番が聴けるのを期待してましたが…
2次の結果後に、モヤモヤしたものを抱えたまま、このチケットを取りました。
もう席はずいぶんと埋まっていたので、
1階の後方席です。
プログラム
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
ト長調Op.58
ピアノ 小井土文哉
〜休憩〜
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調Op.16
ピアノ 髙木竜馬
〜休憩〜
ショパン:ピアノ協奏曲第2番
へ短調Op.21
ピアノ 牛田智大
席に着いてみると、思ったよりよく見えました。
でも、ちょっと手元が見やすいように調整しているコンタクトレンズでは、
演奏者のお顔は良く見えません。
小井土さんは、スタインウェイでした。
冒頭からのピアノの独奏の和音が、
とても優しい音色で、
ベートーヴェンの世界に引き込まれます。
ピアノから遠いので、音は終始、柔らかい印象でした。
髙木さんになると、ピアノは、
カワイのSK−EXに。
こちらのピアノ、すごく良い音でした。
グリーグという曲調のせいもありますが、
温かく艷やかな音から、ダイナミックな音まで変幻自在という感じでした。
髙木さんは、たくさんの国際コンクールで優勝されているだけあって、
さすがの貫禄でした。
演奏後は盛大な拍手がおこってました。
牛田くんは、ヤマハのCFX。
この流れでいくと、当然かと思います。
私はどちらかというと、ずっとスタインウェイが好きでした。
でも、牛田くんがシンフォニーホールでは、よくCFXを使用していましたし、
何よりも浜コンの本選での演奏で、
CFXも好きになりました。
牛田くんのいうように、これからもどんどん進化するピアノだと思いますね。
牛田くんの表情も、よく分からなかったのですが、
演奏は、やっぱり秀逸でした!
月並みだけど、2楽章の甘美なメロディ。
せつなさと苦しさがヒシヒシと伝わってきて、息をするのを忘れそうです。
客席の集中度も半端ないです。
3楽章のマズルカの滑らかなリズムに酔いしれているうちに、
コーダまであっと言う間でした。
牛田くんは指揮をあまり見てないように思ったのですが、
それでも指揮者の高関さんとは、息がピッタリという感じですね。
アンコールは以外にもトロイメライだったのですが、
ノクターン8番からの変更だったようなので、心境の変化があったのですね。
牛田くんにとって、ショパンコンクールは、子供の頃からの夢だったのでしょうか。
そのアンコールを聴きながら、
私もひと区切りつけたような気がしました。
ショパンコンクールから気分が晴れずに、体調も良くなかったけど、
とても癒されました。
やっぱり牛田くんのピアノの効果は絶大ですね。
久しぶりにファン智さんにお会いして、楽しかったです。
皆さん変わらぬ牛田愛。
私も後方からついていきますよ。
次回は3月からウシ活の予定です。