さあーそろそろ印しておきます。

忘れないようフラグを打ち立てます。



ヴィパッサナー瞑想っていう
瞑想合宿なるものに参加してきました。

(経緯はこちらココをクリック)



これはあくまでも僕の主観によるもの
ということを始めに言っておこう。


結論から言うと、参加してみて
ほんと頭がスッキリしました。


最近の自分は、あらゆる不安な思いから
本来の感覚が鈍っていたことを実感しました。


これを実感し、客観的に自分を見る術を
知ったことは今回の収穫だったと思います。



はじめに
ヴィパッサナー瞑想についての説明を。


この瞑想法は
仏教の元とされる、かの釈迦(シャカ)こと
ゴータマ・シッダッタが再発見した
瞑想法らしいです。


シャカは、この瞑想を通して
生命の真理を得ました。


生命は表面心理と深層心理を持ち、

業(カルマ)や、生きていく中で身につける
観念は、その内の深層心理に宿っている。


深層心理は
身体の感覚に現れるという考えのもと
ヴィパッサナー瞑想は行われます。


なのでカルマ(前世からのエネルギー)や
今世で身につけた深層心理的なに思いは
身体の感覚を見れば分かるってことなんやね。


シャカはヴィパッサナー瞑想を行い
身体の細胞、更に小さなひとつひとつの
感覚を感じることができたそうです。


そして生命が死んでもこのエネルギーは
来世へ引き継ぎカルマとなる。


シャカは、その様な真理を得たそうな。


おー!なんか凄い!
なんかあるような気がします。


そんなわけで
ヴィパッサナー瞑想の10日間コースに
参加してきました。


ネットに載っていたいくつかの体験談を
読んだものの、全くもって素人な僕は
ドキドキもんです。


現地に着き、受け付け時間となったところで
携帯電話や筆記用具、本や貴重品を預け
外部との情報交換を断ち
コース0日目がスタート。


瞑想ホールに皆集合し、
このコースの設立者ゴエンカ氏の怪しげな
念仏の様なものがテープでながされます。

ここからが沈黙のスタートです。


独特な音程、安定しない音程で
その念仏の様なものは唱えられます。

ってかこの念仏、
次やったら同じものはできないのでは?
と思うほどです。


なにか「ガキの使いの笑ってはいけない」
に登場する様なシュールな雰囲気です。


皆どんなテンションで聞いてるんやろ?
気になる、気になる、でも聞けない。


ちなみにこの念仏の様なもの、
瞑想ホールの瞑想前後でほぼ毎回流されます。
何回か聞いて直ぐに慣れましたね。

(うーん、慣れってすごい。)



始めの瞑想はヴィパッサナー瞑想ではなく
アーナパーナ瞑想というものをやります。

ヴィパッサナー瞑想に向かうために
心を鍛えるそうです。


鼻息を意識しながら始めます。

吸ってー吐いてーの鼻息の流れを感じます。


慣れてきたところで今度は
鼻息の流れの中で息の当たる場所を感じます。

息を吸い込んだときの鼻の穴、
吐き出したときの上唇より上の辺りです。


そして今度は息の流れではなく、
上唇より上から鼻周りの三角形の範囲での
感覚そのものに意識を向けます。

感覚ならなんでもOKです。
温度、かゆみ、圧迫感、色々です。


何も感じなければ鼻息の感覚に戻ります。
この繰り返しです。


この瞑想合宿中、髭は剃らないと
決めていた僕は、この髭のおかけで
普段には感じなかった感覚を意識するように
なりました。


やっぱり毛って重要です。
感覚センサーとして。


脱毛やら毛のお手入れが世の中には
ありますが、
感度を上げることを目的とするなら
毛は残しておくことをお勧めします。


そんなアーナパーナ瞑想を
コース4日目の午後まで、30時間以上を
費やすのでした。



このヴィパッサナー瞑想合宿では
心を純粋に保ち、何事にもとらわれず
あるがままを観察するってことを習います。


コース1日目は猛烈な眠気に襲われ、
2日目、3日目と、瞑想中色々な思いが
頭の中をよぎりました。


就職活動のことやら、これからの生活やら
不安的な要素が頭を襲います。


この度、自分はどれだけ表面心理が
ザワついていたかが分かりました。


そんなときは瞑想中の感覚も鈍感になって
いきます。


不安や恐怖などで表面心理がザワつき
深層心理を鈍感にしていきます。


ということは、鈍感な部分に
苦しみが記憶されているのです。


鈍感な部分を冷静な目で観察したとき
そこに感覚があったことに気付き、
そして苦しみは溶けていくそうな。


こうして、アーナパーナ瞑想の日々は
過ぎていきました。



ちなみに、今のところ苦行といった
拒絶反応もなく、身体に馴染んでいきます。


沈黙の時間も、もともと口数の少なかった
僕は、違和感なく過ぎていきました。


それでは、まだまだ長くなりそうなので
次に続きます。