答えに迷う必要も無い。
親だよね。
地位はどうであれ、親としてはろくでもない。
二人は若い頃から仲違いを起こしていたとのこと。
そして容疑者の女性関係。その他色々と。
多くの問題の根本にあるのは人間としての形成だ。
そこの本質を変えられず躾られず、野放しになった一人の男。
そして問題を起こせば臭いものに蓋をするかのような扱いを受けてきたわけだ。
必然的に起こった事件だね。
自業自得とは言え、奪われたものが大きければ大きいほどに怨みが強くなるのは人間として必然。
精神的に成熟していなければ尚更のこと。
問題を起こして会社を首になるのとはわけが違う。
立場を追いやられて失った物の大きさはそこらのサラリーマンの非ではない。
だからこそ怨みも大きくなれば、そうならない為の子育ては不可欠だったのだ。
長女は被害者。
しかし容疑者もまた被害者だ。
まともな人間への育成、躾を出来なかった親を持った被害者である。
擁護をしているわけではない。
ただ多くの不貞な行為や問題を起こす人間に育てた親に問題が無いわけが無いということだ。
容疑者を責めている貴方もそこに生まれていればどのような甘い人間に育てられたか、そこを否定出来る保証など存在しないのだから。
普通の家庭ではないからこそ普通以上の教育が求められたわけだが、そうではなかったと言うこと。
兄弟同士で仲違いなどどれほどに醜いことか。
もはや親にしか変えることの出来ない壁があったはず。
子を作ったのならば正しい人間を育てるのが責任。
姉弟の関係を保つのも責任。
その場その場で解決せず、放任してきたことによる結末に過ぎない。
問題としてはニュースで頻繁に見かける家庭内の殺人事件と同等。
富岡八幡宮だから特別に扱われているだけ。
つまり特別な事件ではない。
子育てを間違えばどこにでも起こりうる事件。
日本刀や富岡八幡宮。
そのインパクトにより事件そのものの本質を錯覚してはいけない。
子育て、教育、躾。そこがどうであったかにメディアは着目すべきだ。
知らないだけで同様の事件は常に起こり続けている。
たまたま富岡八幡宮。
だかその影響力の大きさを以て、子育て、躾の大切さを世に伝えるひとつの糧にしなければならない。
後々の事件が起きる本質の一つは、紛れもなく子を持つ親が握っている。
子を正せない親など犯罪者製造機でしかない。