今回の旅の目的の一つ、1/31夜の部 芸術の殿堂で、ミュージカル 笑う男 パクガンヒョン氏主演バージョンを鑑賞してきました。
富める者の楽園は貧しき者の地獄から作られている
(訳は私がテキトーに)という言葉。
演技、歌、ビジュアルよし、華ありで、スター街道まっしぐらだな。
17世紀はイギリスの身分格差を描いた作品で、舞台装置、衣装、歌曲は豪華、お金がかかっているのが分かり、よいです。
洗濯女場面はスカートを持って踊り、少しフラメンコチックだなと。
歌作曲は有名なフランク・ワイルドボーン先生らしいです。(奥さん、元宝塚の和央ようかさんと知り)
特に、グウィンプレイがこんな僕でも幸せになれるだろうか?、と歌う、Can It Be
が美しい旋律、メロディで好き。最後に下手の壁にもたれかかって歌い終わるのもなかなかよい感じ😄
バイオリンの方がキャストのように舞台で演奏するのも、ギターや歌と一体で踊るフラメンコっぽくていいですね。
個人的に少し辛口な意見も言わせてもらうと、身分的な格差社会のお話をもう少し丹念に描いたら、もっと主役の苦悩する気持ちに寄り添えられたかなと。
扱っている題材はかなり現実的ですが、舞台内容的には演出も含め少しデフォルメされていて、おとぎ話ぽいと感じてしまいました。
一つの絵としては舞台装置、照明衣装など、完璧に美しいのですが、絵にこだわるあまり、話がつながっていないようなところもあり、
デアともう恋仲なの?とか思う部分もありました。私の韓国語能力が低いのもあるのですが。
あまりミュージカルを観たことない私がいうのもなんですが…個人的にはそう感じてしまいました。
(踊り全般は経験上、外国のものもかなり観ています)
まっ、私の韓国語力が悪いのもあるのですが、ジギル・アンド・ハイドでは感じられたから、やはり演出具合も影響しているのかもと。
そして、結末がなんだか唐突過ぎました
でたっ!歌詞がいきなり方向転換したり、全く意味のない、フラメンコと同じだわーと
ミュージカル『笑う男』は世界的な大文豪ビクトル・ユゴーが自ら「これ以上の偉大な作品を書くことができなかった」と挙げた小説『笑う男』を原作にしている。
身分差別がひどかった17世紀イギリスを背景に むごい怪物の顔をしているが純粋な人物であるグウィンプレンの旅程について 社会正義と人間性が崩壊した世相を批判し
人間の尊厳と平等の価値について深く光を当てる。
また最先端の舞台技術と独創的なデザインで 貧民層と貴族の人生が明らかな対照をなしていた17世紀イギリスを再現して 吹き荒れるように激情的な叙事と
グウィンプレンの悲劇的な痛みを叙情的な音楽で美しく描き出す予定だ。