◆リリス

・潜在的に好む性的趣向

・潜在的に苦手な分野(現実逃避をする分野)

・隠された魅力

 

 

リリス自体は実態のある天体ではありません。

「月の遠地点」と言われますが その所以から 現実から解離する要因を示す感受点として扱われています。

 

(例:蠍座のリリスでは蠍座本来の意味である「深く入って徹底的に追求する」傾向とは逆に、他者と深く関わり合う事に対して現実逃避的に苦手意識を覚える)

 

相性占いの場においては、禁断性を感じさせる意味合いを持つので 大変興味を持たれています。

 

 

 

リリスの持つ力は自身では意識出来ていない位置にある潜在的なもの。ご自身のリリスを調べてみると「言われてみればそうかもしれない」「たしかにそうだ」と気づかされる場合も多いかと思います。

異性に対して無意識の中で芽生えている感覚には、リリスが起因している可能性があります。

 

アセンダントは自分でも意識出来ている「好きと感じる人間のタイプ」ですが リリスの場合は理由を伴わないことも。

 

「何故だろう何故か惹かれる」なんて人がおられる場合 相手のリリスに惹きつけられているかもしれませんし、逆に「どうしてかこの人に好かれてしまう」といった際には あなたのリリスが相手方を惹きつけている場合があります。

 

いるだけで性的対象者、なわけです。笑 

 

 

お付き合いにおける立ち位置が明確に出来てしまうので、リリスを持つ側は恋愛場面においては大変有利であると言えますね。

 

こういう方と恋愛関係になると 彼(彼女)は「運命の相手」と感じてやまない傾向があります。

人は運命を感じてしまうと執着したり客観的視点でその恋愛を見れなくなってしまいます。

 

もちろん地球上の数多くの異性の中から出会えたという観点からはその「運命」は 間違いではございません。

ただ、恋愛ひいては結婚となると「何故か惹かれて仕方ない」だけで継続してゆく事は困難となってきます。

 

冷静に、ご自身と相手方の性格や趣向を分析し考えてから より先の展開へ進むことをおすすめいたします。

 

 

 

また、リリスの持つ性的趣向についてですが 通常の趣向は「火星」で見ていきますので リリスの特色は普段は表に出てこない場合が多いです。

 

禁断性や現実解離を表す感受点なので 人間としての「理性」を手放した衝動性の中で ふと顔を出すのがその方のリリスの性格、となるでしょう。

時折顔を見せるリリスは恋愛においてはスパイスとして強い魅力に映ります。

 

 

しかし現代社会を堅実に生きる皆々様においては、第一に大切に考えるべき感受点ではないと考えます。

リリスが作用した関係であるならばむしろ、その恋に盲目になりすぎないよう注意をすべきです。