注意。とっても長くなります。


本当は今日は違う内容をアップしようと思ってたんだけど、たまたま「マタハラ体験をした人が投稿した記事に批判が集まった」みたいな記事を目にして半分読んだ所で吐き気がしてやめた。


大体「マタハラ」という言葉が存在する事自体おかしいと思う。でもそれはさておき。


私は決してオーストラリアが好きなわけではない。5年前に引っ越してきたときから何度もこんな国嫌い、こんなに何にもなくて、つまらなくて、地域によってはまだ人種差別が存在する国、大嫌い、日本に帰りたいって思った。もちろん日本も人種差別はまだまだ存在するし、ど田舎だって沢山存在する。人種差別に関しては、私はハーフで幸いモデルをしていたので人からは基本的に興味を持つ眼差しで見られてたし、時代がハーフを好む時代になっているし、嫌味を言うおっさんがいても、アメリカにいた幼少期に受けた差別からのイジメで鍛えられてた私はどうとも思わなかった。

じゃあなんでそんなにオーストラリアが嫌いなのに住み続ける事にしたのか。私は日本の国籍もアメリカの国籍も持っているし、オーストラリアの永住権を持つ彼と結婚して私自身もオーストラリアの永住権を手に入れた。なので住む国の選択肢は3つあった。アメリカは幼少期に住んでいただけで、お父さんや親戚は私が住んでいたカリフォルニアからは離れて住んでいるので、今さら私が住んでいたカリフォルニアに戻ろうと思っても特に仲良い人もいないし、てんかんを持っている私は車の運転もしない。カリフォルニアで車なしの生活をするのはほぼ不可能。もう1つは保険の制度。詳しい事はめんどくさいので省くけど大まかに言えば無いに等しいぐらいの感じ。なんならちょっと病気したぐらいなら飛行機代払ってでも日本に帰って治療したほうが安いような。医療費に限らず家を借りるにしても買うにしても馬鹿高いし、賃金は低いままで物価は高くなる一方。アメリカに住む案はなくなった。じゃあ日本とオーストラリア。これから家族を作っていきたいと思ったときに、子供を育てる環境的にどっちがいいか。なんの迷いもなくオーストラリアと言える。まだ妊娠もしていなかった4-5年前ですら真っ先にそう思った。環境汚染、ブラック企業、混み合っている全ての物、痴漢や暴行、歓楽や「ロリコン」が定着してる社会で子供は育てたくない。親がいくらそれから守ろうとしても不可能な部分が多い。幼少期こ「ママ友社会」、「親(主に母親)はこうあるべき」という体制も大嫌いだし大の苦手。

妊娠して思った事は、日本は妊婦や子育てに便利だったり必要とする物、商品は溢れかえっている。だけどいざ妊婦本人や育児中の母や父を労わる肝心な社会や体制が全く整っていないし、このように「マタハラ」という言葉が存在してしまうほど妊婦や育児子育て中の人に無知、無関心である。その点、海外は物や便利グッズなどは少ないものの、環境や社会が子育てを優先する。新しい命に対して全員が寛容であり、母という存在をとても大事にする。もし電車や道端でマタハラなる発言をした人がいよう物なら妊婦や母本人だけでなく、他の周りの人が黙っていない。田舎に行こうが都会に行こうが、必ず子供や赤ちゃんの事が考慮されている施設が整っている。オーストラリアに限らず、ほとんどの外国がそんな感じだと思う。アジア諸国は日本と似ているところがほとんどだとも思うけど。アメリカ、オーストラリア、日本という3つの選択肢の中で、私はその理由でオーストラリアに住み続けることを決めた。


妊娠が分かったばかりの5週目頃に私は年末年始で日本に帰省した。お決まりのたまごクラブを買ってマタニティーマークをカバンに付けて街中を歩いた。妊娠した事が嬉しく、まだ周囲には安定期に入っていないから発表する事は出来ず、でもそれを付けるだけで人に言っている気分で嬉しかったし、つわりでしんどかったり1番気をつけなきゃいけない時期だということを周りに言わずして伝えられる良いツールだと思った。多分そういう事が考慮されて発案された物だと思うけど、結局それをつけているカバンの女の人を電車やバスで見て「チッ」と思う人が大勢いる事にただただ驚くし、やっぱり日本は「商品」や「金」に繋がる事が1番なだけで、肝心な「人」に対しての心は無いんだ、って改めて思った。久々に会える友人と食事に行こうと思って沢山のレストランに電話をしたけど、どこもかしこも、完全禁煙の店が無いことに絶望した。妊婦にとってアルコールとタバコは敵。アルコールは避けれるけど、タバコは周囲が吸っていたら避けようがない。じゃあそういう所に行くなと喫煙者は言うだろうけど、逆に教えてくれと思う。喫煙所が増えたり、分煙化されてきてる店も増えてはいるけど、まだまだ遅れている。その取り決めをする政府関係者がほぼ全員喫煙者だからだろうとも思う。海外ではとっくの昔にレストランは時間帯関係なく全面禁煙が当たり前になっていた。オーストラリアも特に厳しい。コンビニでタバコは売られていても、外から見たら置いているかも分からない黒壁の裏に隠されている。タバコを買う人はおそらくタバコ屋さんに行っているのだと思う。それぐらい社会がタバコを阻止しようとしている。もちろん街中で吸う事も、公園や病院、子供がいる施設から100m以内でタバコを吸う事は禁止されている。最近ではマンションのベランダでタバコを吸う事を違法にする動きが出ているぐらい。それぐらい徹底して子供や人々の健康を大事にする国がありがたい。肥満大国という問題に対する対策も、スーパーで売られている新鮮食材以外の物にはヘルスレートという5段階中の健康レベルを記載する義務付けをしたり、公園にジムで使うようなマシンを置いたりという、人に物を買わせる作戦ではなく、国がしてあげられる事をし尽くすという制度が素晴らしいと思う。オーストラリアは物価が高い。だけどそれに伴って賃金も沢山支払われている。病院も待たされたりはするけど、基本的にはタダ。


マタハラがどうのという事もそうだけど、まずは国が問題。国が少子化だの子供産めだの言うならば、それをサポートする社会を作り上げる事が第1である。