たとえばそれは
宇宙に放たれた 風船のように

仕事帰りのいつもの帰り道
いつものルートをいつもと同じように
何ら変わりのない いつもの日常で
それは トクンッと響いた
響いたと同時に
わたしの中で広がりを見せる
それは 確かにここにある
長い長い時を経て
何度も何度も繰り返してきた歴史を
それに触れた時
確かに感じることができた
嬉し涙か はたまた悲しみの涙か
喜びでも悲しみでもなく
ただここに在るということ
この涙の意味は
ただただ それに
触れたことによるものなのかもしれない

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求めるのではなく
何気ない日常こそが
本当に大切なものに気付かせてくれます
“わたし”に Okを出すと
感じること 感覚が 鋭くなり
今まで眠っていた または蓋をしていたことで
感じきれずにいたものが
Okを出すことで 生き生きと蘇ってくる

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小さな箱の中が当たり前の世の中だと
この中で見えるものが
この世のすべてであるかのように
同じでないものに
同じでないことに
恐れを抱き
時計の針も当たり前のように時を刻んでいる
いつからこんなにも
小さな世界になってしまったのだろうと
これがすべてであると
自らに課したのもいつの頃なのだろう
成長とともに
より狭い世界を創りあげてきた
この小さな箱の中からはばたくのは
時計の針が止まった時なのかもしれない

∞
幼い頃の自分を思い出したかのような
そんな感覚です♪
これでいいんだなという
安心感を感じた帰り道でした♡
luv...♥