『 だれが ほんとを 』
だれが ほんとを いうでしょう
わたしのことを わたしに。
よそのおばさんは ほめたけど
なんだか すこうしわらってた。
だれが ほんとを いうでしょう
花にきいたら 首ふった。
それもそのはず 花たちは、
みんな あんなにきれいだもの。
だれが ほんとを いうでしょう、
小鳥にきいたら にげちゃった。
きっと いけないことなのよ、
だから いわずにとんだのよ。
だれが ほんとをいうでしょう、
かあさんにきくのは おかしいし
(わたしは かわいい いい子なの それとも おかしなおかおなの。)
だれが ほんとを いうでしょう
わたしのことを わたしに。
みすず
.........................
『あたし』 って 誰なんだろう,,,
『あたし』 は 「あたし」 なんて言うけれど。
人から見た 「あたし」 は 皆違う。
あたしの知る 『あたし』 も 皆違う。
ねぇ,,,
「普通」 って なに?
比べなくったっていい。
評価もいらない。
正解なんていらない。
求めなくてもいい。
間違いなんてないんだ。
「あれ」 「これ」 「それ」......
分ける必要もないんだ。

だけど
どうしてだろう....
『あたし』 が 「あたし」 を 求めてる。
