廻。 『もともと人間は 100年以上生きられないの。 もし それ以上生きられたとしても もう 何も得るものは ないのかもしれない。 もう その重みに 耐えられなくなるの。 過去の重みを引きずって もう 前に歩けなくなる。 人と別れることに 人を愛することに 人を裏切ることに - 100年も生きると もう すっかり疲れ果ててしまうの。』 それでも あたしたちは 生きる。 その重みが あたしたちの 記憶。 未来へと 巡る 大切なもの。 ほらね 夜明けは もう すぐそこに あるんだ。