飽いた。


いつものことだ。


後ろばかり見てきた。


選ぶのは苦手だった。


面白くするのも苦手だった。





かなりの嘘をついてきた。


昨日も少しついた。


苦しさは押し止めた。


結局は現実逃避だった。


後悔しない方法は忘れた。





才能の欠陥が甚だしかった。


心底使えない人間だった。


過ぎてみれば当然だった。


選択肢はもはやなく


そうして流されるのだった。





助けられたことは多い。


親しいひとは優しかった。


続けていくには私は低能すぎた。


低俗な身の周りからすら


遠く消え行くことが叶わない。





何故だろう。


二度と来ないはずの明日は


ぬくぬくと現れる。


眠り姫にすらなれない。


逃してはくれないようだった。





吐くのはいつも言葉だった。


顰蹙を買うことばかり言った。


不運なその身を己で憐れんだ。


部屋の隅で意味もなく居た。


放っておかれるのが苦痛だった。





待つことが嫌いだった。


認めるのが苦手だった。


無理難題を押し付けられる方が


明確な意思が見えるので


もう少しはマシだった。





役立てたことはなかった。


緩く生きてきた故だった。


漸く認めはじめた頃だ。





楽観的なひとは嫌いだった。


理由もなく避けていた。


類は友を呼ぶわけでもなく


例によってひとは優しく


露悪趣味な私もここに居られた。




若気の至りである。

























(「を」、「ん」は割愛)