あたらしい鍵盤に
いつもどうりの音を
うたわせるように



えんそうしゃの
おんがく自体を
かりていくように



きょうは体調不良ですと
くるしまぎれに伝えるも
けっきょくは
こわれたように
さっきの音を見つけるために
しろい鍵を押す



すぐに見つかろうが
せまい部屋の中では
それ以上は何も望めず
たのしむ余地はない



ちっともおもしろくないや



つかれて眠る
てんごくのような布団の中
とべるようになる夢をみる
なんて切実なのでしょう



にんげんには器用な腕があるけど
ぬめって光る魚的な鱗や
ねこのような柔軟性は無く
のんびりもしてられず
はやくはやくと
ひとを急かすことに忙しい



ふるくなった音は
へんかを待ってるの
ほうきで空をとべる
まほうつかいはいらない



みせてよ



むかしを覗ける
めだまなんてないし
もっと後のことだって
やはりわからない



ゆめを見れるのは
よるだけなのかしら



らくになりたいよ
りゆうは無いけど
るすでんに入った
れんらくだけが
ろくおんされてるのが



わずらわしくて。