雲ひとつない一面の青空が広がっています

ところで、
私の住む南スウェーデンのスコーネ地方には、
いまだに代々の伯爵家とか、
貴族といわれる人たちがいて、
今でも大地主として一目置かれる存在なんです。
まぁ、本人も一族も大変なことは多々あると
思いますが、
私のような庶民の目からみると
「優雅~うらやましーーー

とうっとり。
彼らにまつわるおかしい笑い話もあるんだけど、
テーマと大きくズレるので又次回に。
今日はスコーネの貴族の中でも特に有名な
ピーペル家

のお話。
この一族は1700年代に造った
みょうばん(漬物ナスの色止めね)工場
で財を築きました。
スコーネ地方最大の工場で、
一時は千人の労働者がいたそうな。
工場周辺には労働者の家族用に
・学校
・病院
・老人ホーム
もピーペルさんが造ったらしい。
なんとここ専用のお金まであったらしいので、
「え?それって完全自治区だったの?」

という感じですが、
とにかく、当時は絶大な権力をお持ちだったのですね。
今は工場は閉鎖され、
その跡地に残っている宿屋さんは
当時の姿そのままにB&Bになってるんですよ。

かやぶきの低い屋根のB&B。
昔はスウェーデン人も背が低かったのね。

奥に見えるのが玄関。
ベルカレンガン
には部屋はたったの6つ。
夏場はずーーーっと予約でいっぱいだそう。
ストックホルムや周辺の所からの
長期滞在のお客さんが多いみたい。

こんな自然の中の小屋で、
何も考えずにゆっくりのんびり過ごすのが
スウェーデン人の理想なのね、きっと。
私は休みの日になると、
「何もしないことがもったいない」
と何か用事をつくってしまうタイプ

永遠にスウェーデン人のようにはなれないわ~
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