O Reserva Pinot Noir 2017 20191112-1
O Reserva Pinot Noir 2017
[オー・レゼヴァ ピノ・ノワール]


 

先月の話になりますが、映画に行ってきたのですよ。
『東京ワイン会ピープル』。
やっぱワイン系の映画は観とかにゃならんだろと。

 

で、その内容。
予想通りのスノッブな展開。
登場した主なワインを紹介すると。

 

● DRC ECHEZEAUX(エシェゾー)2009

● CHATEAU MARGAUX(シャトー・マルゴー)1981

● DOM PERIGNON ROSE(ドン・ペリニヨン・ロゼ)2004

● CHATEAU D'YQUEM(シャトー・ディケム)1910(※フェイク品)

● DOMAINE FLEUROT-LOAROSE LE MONTRACHET(ドメーヌ・フルーロ・ラローズ ル・モンラッシェ)1991

 

見る人が見るとひと目で分かるんですが。
おおーーーーっとっとーーー!!!
コイツらいくらすんのよ一体?
モノによっちゃ10万超えかあ??
こんなん飲める訳ねーやん!

 

ってラインナップ。

 

ここに挙げたのは一部よ。
他にも楽ぅ~にウン万円クラスのワインがゴロゴロ。

 

こんな浮世離れしたワインをバンバン開けてぐびぐび飲んでんのね。
自販機で缶ジュースでも買って飲むみたいに。

 

そして最後はヒロインの女の子。
こんなワインを部屋いっぱい持ってる金持ち若社長と結ばれんのよ。


 

どーゆー映画よ?
要するにこの映画のテーマはこうね?

 

『女子ゲットしたきゃ高級ワインをバンバン飲ませてがっはっはっ!と笑ってられるくらい金持ちになれー!!!』

 

と、そういう事だね?

 

凹みましたわ。
激しく凹みましたわ。
そんなん無理じゃ。
なれる訳ねーじゃん、そんなドリーマーに。
このレベルのワインを水みたいに飲めるって、どんだけ金持ちよ?

 

ってコトで。
鑑賞後、ドン底の敗北感と絶望感に打ちのめされ。
試合にボロ負けしたボクサーのように。
ぐったりうつむきながら、映画館を後にしました。

 

ちっきしょーーー!!!
金持ちなんて!!!
大っ嫌いだぁぁぁぁーーーー!!!!!!




 

(だけどなりたいーーー)

 

O Reserva Pinot Noir 2017 20191112-2

 

っとどうでもいい前フリからの流れで、今回は久々のワインネタです。
「東京ワイン会ピープル」で登場したワイン。

 

オー・レゼヴァ ピノ・ノワール 2017。

 

え?
それ映画に出てきたヤツの中で断トツ一番安いワインじゃないかって?

 

ふっふっふ・・・。
そりゃそうだろ。
そんな何万もするワインなんざ買えるわけねーわっ!(笑)

 

ブドウ品種はその名の通り「ピノ・ノワール」。
生産国はチリ。
オーガニック(無農薬)ワインです。
イオンの酒売り場に行けば、多分普通に売ってます。

 

それでは早速ぐぐぐいっっといただきます。

 

O Reserva Pinot Noir 2017 20191112-3

 

色は照りと透明度の美しいレッド。
ちょっと黒のトーン強め。
若いヴィンテージの割にはなぜかレンガ色も少し。

 

香りはチェリーや杏などのフルーツ香がメイン。
グレープフルーツのような柑橘系の香りに、ミントやユーカリ、若干バナナのようなニュアンスも。
全体に軽快でフレッシュな香質。

 

アタックはしなやか。
ライトでさらりとしたカドのない果実味がしっとりと舌に乗る。
味わいみずみずしく、澄んだフルーツの味が爽やか。
ボディは豊潤ながらも過剰な重さはなく、自然にすっと喉にしみ入る。

 

タンニンの存在感は希薄。
後味にきゅっと締まる程度。
酸は穏やかで丸く、ミネラルも控えめ。
徹頭徹尾果実味が主体のワイン。

 

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[ジェラール クリーミーウォッシュ]

 

さ、ではここで恒例の「今日のおつまみな~にかな~??」のコーナーです。

 

今回はコレ、ジェラールのウオッシュチーズ。
熟成中に表面をワインや塩水で洗う(ウオッシュする)チーズです。
臭くてクセの強いチーズなので、全般的に日本人には敬遠されがちですが、慣れるとクソ病みつきになる悪魔の逸品です。

 

それでさくっとカットしてぱくり。

 

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香りは控えめ。
ふんわり柔らか、そして上品。
ヨーロッパチーズ的なえげつない攻撃香はなく、日本仕様の穏やかな仕立て。

 

皮はばっさりほろほろ、その内側はとろ~りとしたクリーム状になってて。
ゆっくり舌の上で溶けながら、徐々に徐々にミルクの濃厚な風味を重ねていく。
ぎゅっと凝縮した重い味わい。

 

後味にはふくよかなミルク香。
喉から鼻腔へ、ゆったりと太い香りが抜けていく。

 

O Reserva Pinot Noir 2017 20191112-6

 

それでは最後にワイン+チーズをまとめていただきます。

 

まずはチーズをぱくり。
もんぐもんぐ噛んで、よーく溶かして、ミルクの味を口の中いっぱいに溜める。
そしてワインをぐびり。

 

ぎゅっ!と強調されるタンニン。
チーズの甘みが、ワインの渋み成分をめちゃめちゃ引き立てる。

 

一方で、ワインの果実味はチーズの味の濃さに完全に力負け。
果実の繊細な風味がチーズにどっしり押し潰され、重いミルクの味だけがずーんと残る。

 

このワイン。
あんま濃厚なチーズとは合わんですな。
さっと軽くソテーした程度の赤身肉くらいの方が美味しくいただけますわ、多分。


 

しかし、へ理屈はへ理屈。
腹に入ればみんな同じ。
酔っ払えばなんでもオーケー!

 

ぱくぱくかじって。
ぐびぐび飲んで。
幸せ~なワインタイムは夜更けまで続くのでした。

 

んまぁ~い♪♪

 

O Reserva Pinot Noir 2017 20191112-7

 

ごちそうさま。

 

 


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