【Chateau Pavie Macquin 1996】
シャトー パヴィ・マッカン 1996
今日、押入れをごそごそと整理していたら、こんなモノが、『シャトー パヴィ・マッカン 1996』。
こんなオールドヴィンテージが眠っていたなんて・・・オレも知らなんだ・・(笑)。
やっぱワインを熟成させるためのコツは、「忘れる」、コレに尽きるね。
あー、アレあったしーなんて思ってると飲みたくなってしまう。
我慢するとストレスになる。
だから忘れる。
すると数年後、こんな形で”ご褒美”となって現れる。
ん~、素敵な素敵なワインライフ♪
抜栓してグラスに注いだ時点で、フルーツの豊かな香り。
おお~、さすがはメルロ。
熟成メルロが醸し出す、この悪女的な妖艶感は独特。
なんて悪いワインでしょ!(笑)
深みのあるダークレッドにわずかなレンガ色。
健全な美しい照りをたたえ、粘性はたっぷり。
黒系フルーツの香りに、丁子やシナモンなどのスパイス香、さらに甘く粘着質な木の香り。
重くゆったりとした落ち着きのある香りです。
アタックから爽やかなフルーツフレーバー。
中盤にかけて大きく膨らみ、最後に優しい余韻を残しながらゆるゆると消えていく。
タンニンはその存在をほとんど感じさせないほどにしなやか。
長い時間の経過によってフレッシュ感は完全に消え去り、かといって過熟成による枯れも感じさせない、まさに飲み頃のコンディション。
鴨肉なんかが合いそうな、ミディアムボディのきれいなスタイル。
スゴイぞぉ~~、パヴィ・マッカン!
美味いぞぉ~~!
これなら毎日でも飲みたい!
ケースで欲しいぞぉ~~!(経済的に無理)
ごちそうさまでしたあ♪