詩的な何か@10
君が嫌いと誰が歌うの
君が好きだと誰が嘆くの
たった一人のあなたの名前
叫び歌い泣いたのはだぁれ?
あなたをいつだか呼んだ声
風に掻き消えて流されて
わたしの心を貫いた
いろんな感情にまみれてた
あなたへの想い
あんなにも綺麗だったのに
こんなにも愛していたのに
君を愛すると誰かに誓ったの
君を突き放すと誰かが誓ったの
どうか消えてしまいますよう
あなたへの想いは星屑なの
どうにか消えてはくれませんか
もうあなたを追い掛けたくないの
たった一人のわたしの名前
叫び泣き歌ったのはあなた
わたしをわたしを呼んだ声
風に流さて消え失せた
あなたの心が輝いた
いろんな言葉に溢れてた
あなたへの気持ち
たしかに輝いていたのに
あれほどに消えなかったのに
君と死にたいって誰かがいうの
あなたと逝きたいって誰が囁くの
その声が消えてしまいませんよう
ずっとわたしはみていたよあなたは星
きっと消えはしないのでしょう
永遠にわたしの記憶から
だから
流れ星になって堕ちて
消えてしまったりしないで
意味不明だよね、
詩的な何か@9
泣きました。
突然として、それは零れたのです。
ゆっくりと頬を伝いました。
ゆっくりと輪郭を滑りました。
そしてゆっくりと、
手紙の上へ落ちたのです。
ああ、ああ、だいすきなあなた。
だいすきなあなた。
どうして、どうして、
零れ続けるそれは止まりません。
ああ、だいすきなあなた。
どうして、わたしを
わたしをおいていってしまったのです、
わたしをあいしてくれてると、
かさかさの唇でつむいでくれたのに。
手紙はかさかさと風に揺れます。
手紙は、少し土汚れがついていました。
争いの中、無事に届いたのです。
(いとしい、
きみへ
あいしています。)
詩的な何か@8
それは、春風のようでした。
ふわりと、
ふわりとそれは、
わたしの胸を突き抜けたのです。
あたたかな風にのったそれは、
紛れもなく恋でした。
ああ、わたしのも春がきたのです。
春風がわたしを吹き抜けてくれました。
どうしましょう。
すごく、胸がときめきます。
わたしは、
かれがすきなのですね。
春風が吹きました。
一吹きしました。
春が、きたのです。
あたたかな春です。
これから、
夏の日差しのような眩しさや、
秋の木枯らしのような寂しさ、
冬の凍てつくような冷たさを、
わたしは味わうのですね。
わたしにも、春がきました。
一巡して、花が、咲きますように。
そして、例え、花が枯れたとしても、
種(おもいで)になりますよう。
(どうか、どうか)