さて、音楽レビューらしく、他アーティストさんの話に本腰入れてみます。



音楽を聴く機会がなかなか作れなくて
新しい曲を聴けない日が続き、
「こんなんで音楽ライターもどきなネタできるんかなぁ」と思っていたところ...



話したくなってきましたよー。



何がキッカケかって言われたら、それはラジオ。





東京FM他で毎週日曜17:00からやっています。


主人公は安倍礼司さんという何もかも平均の、フツーのサラリーマン。


若者の流行に呑まれて、えー知らないの?って部下に言われても、仕事で上司に怒られても前向きに生きていくお話です。


このラジオ番組、会社が舞台なので学生さんはピンと来ないでしょうが、
職場の日常を一見ごく普通に描いているのが面白いんですよ。



こんな会社に就職したいなと思わせるというか




その中で前回2018年9月16日の放送では、チャットモンチーが流れていました。



そのシーンは、新入社員の女の子が中学校の同窓会の出席で思い出を回想します。


新入社員の子とタイプが全く違う女子と夢を語ったこと、
新入社員の子は、「将来歌手になりたい」と言っていたその子に憧れていたこと...



で、大人になった2人のそれぞれの人生...とか。




そこから、その子たちの青春時代がチャットモンチー世代だったので曲が流れたんですが


なんかもうぐっと来ましたね。



ストーリーが良かったから余計に。



ここで、チャットモンチーについて紹介すると...



徳島県出身で橋下絵莉子さん、福岡晃子さん中心に2000年から活動していて、
高橋久美子さんが正式に加入した後、2005年にメジャーデビューされています。


2005年のデビュー直前から音楽誌からは注目されていて、

「数年に一度いるかいないかの新星登場」って言われていたのだとか。


私も言われてみたーい(笑)


しかし、大人気の中でしたが2011年に高橋久美子さんが脱退。


その後は橋下さん、福岡さんのふたりで活動していましたが、2018年7月に完結(正式解散)となりました。




私はチャットモンチーが流行りだした頃はギリ学生か社会人だったけど


この新入社員の子と同じく、曲を聴いたらその当時の自分に巻き戻されました。



出会いの曲は「シャングリラ」。


脱力した歌い方に最初はうーん、といいながらカワイイ歌声がじわじわとクセになる。


これはハマり行く時のあるあるです(笑)


でも、明るい感じの曲のイメージが強かったけど、


「世界が終わる夜に」はそのイメージは覆され、明るさの一方で人間の暗闇の中を叫ぶような歌も歌っていたのが印象的でした。


10代から20代の子が聞いたら泣きそうになる曲です。



「Last Love Letter」は励まされる歌。



チャットモンチーってこんな歌も歌うんだーっていうのもありました。


親心、じゃないけどチャットモンチーがリスナーに、聴いてる人を慰めてくれる曲。



あなたは人に愛されて〜のサビが好きです。




どの曲もそうだけど高橋さんの歌声が更にメッセージ性を強くさせるからいい。





ふたりは解散を敢えて言わず「完結」と締めくくりました。



チャットモンチーとしての活動が終わっても、音楽活動は個々人で続けていくとのことですから、解散とは言わなかったんだと思っています。



小さい頃に叶えたかった夢が
大人になって叶った人はどれだけいるのでしょう?


例え叶わなくても現状に満足しているのだったらそれはそれで幸せなこと。


でも今、このままじゃ満足できない!っていう人がいたら...




大人になったからって夢はそれで終わりません。



安倍礼司のドラマでも言ってましたが、


私達の人生はこれからも続くので、死ぬまで終わりじゃないんです。



小説やドラマ、映画も必ず終わりがありますが、小説や映像では描かれないその後のストーリーが本来、私達の歩む人生には存在します。




だから、終わりとかは自らが勝手に決めてることなんじゃないかと。



人生に華を飾れるように、これからも生きていたい。


...チャットモンチー。



「完結」という意味がすごく深かったなと改めて考えさせますね。



それを安倍礼司の今回のストーリーと絡ませて、物語は終わりました。


普段の安倍礼司ってコミカルな話が多いんですけど、今回はちょっとセンチメンタルな回でした。


しばらく視聴できなかったんですけど、よく流れる音楽はBOOWYの「鏡の中のマリオネット」の着メロが一番よく流れていますが(笑)


今回は一回くらいしか聞かなかったかな?


流れる曲も渡辺美里さんとか、私よりちょっと前の世代の曲が多かったですが、
今回Parfumeや木村カエラなど、比較的自分たちの世代に近い曲が多かったです。



また、放送時間が日曜の17時から始まるもんだから、ちびまる子ちゃんとかサザエさんとか見てる時と同じように、


「楽しいけど明日は仕事(もしくは学校)なんだー」


と、現実へのカウントダウンが差し迫る時間帯なんですよね



それを音楽とストーリーで楽しませてくれる安倍礼司。



来週も放送楽しみにしています。


来週も三連休だから、心の落ち込みは普通の日曜日よりダメージは浅い!










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