(今日のお空はどんより曇り)
日本行きまであと1週間!ということで、かなり浮かれポンチだった私
インスタやFacebookで、ワクワクな気持ちをあげたりして、気分はルンルン♪
だったのに、、、
今朝、兄から夜中に届いていたメッセージを確認して一気に気分がダウン
兄からのメッセージには、
母親が去年の夏前に、子宮頸がんステージ3と診断されていた事。
腫瘍が大きく、またリンパ浮腫の持病があるために手術は出来なくて、抗がん剤と放射線治療を受けていた事。
幸いにも治療が功を成して、腫瘍は小さくなり今は安定しているという事。
私には無駄な心配を掛けたくないからと、母の意向で私にはその事実は伝えなかった事。
でも今回の帰国にあたり、二人の兄が相談して、事前に私に報告したほうが良いとメッセージをくれた。
はぁー。
私は何も知らなかった。
私は何も知らされなかった。
私は何も知ろうともしていなかった。
もともとマメに連絡を取り合うような親子ではないけど、
用事があって連絡しても、普通だったし、テレビ電話してるのに全然なにも感じ取れなかった。
なんだか自分が情けない。
確かに私がその事実を 逐一知っていたとして、何が出来たわけでは無い。
コロナ明けで、日本への出入国もワクチン証明が無いと行けなかったり、簡単に行き来できる距離では無いから
心配だからと、すぐに会いに行けたわけでもない。
きっと会えない分、もどかしくって、すごく心配しただろうな。とは思う。
海外で生きていくっていう事は、そういう事なのだ。
ニュージーランドに住み始めた時から、こういう事って想像してたし、それなりに覚悟は出来てる!って思ってた。
ケド、実際は覚悟なんて全然出来てなかったし、こんなにもうろたえる自分にビックリさえしている。
兄が二人とも両親の近くに居てくれて良かった。
いつも頼ってばかり。甘えてばかりの泣き虫な末っ子だと。改めて自分の甘さを思い知る。
親が二人とも後期高齢者の仲間入りをしていることは分かっていたのに、
私はいつでも親や兄弟、家族に守られてぬくぬく過ごしていたんだな。
日本に帰ったら私は両親に何が出来るだろう。
いままで親孝行は私が幸せにいることだ!って、思ってたし、きっと本当に両親の望むところはそこなのだろうけど、
だとしたら私ももっと本気で自分の人生を生きなきゃ!
もっとちゃんと自分の気持ちもハッキリと伝えよう!って思った。
生んでくれて、
私の親でいてくれて、
ありがとうって、
ちゃんと言葉にして伝えよう。
近くに居ると、どうしても素直になれず、母親とはケンカも多い思春期だったけど。
あの頃の母親の気持ちや葛藤が、どんなだったのか。
自分が親になって理解できるようになったことも沢山あって。
離れている分、そういう事きちんと言葉で伝えてこよう。
心から触れ合ってこよう。
私に巣くうインナーチャイルドもきちんと出して癒してこよう。
そして、これからは事実をきちんと伝えてほしい!って、
遠くにいても、母親のつらさや、ネガティブな感情も一緒に感じたい。
そう思った。
でも、、、
私も一緒だ!
私は私で30歳の時に子宮頸癌の高度異形成でLeep という、子宮頸部を円錐除去する手術をしていて、その時母親にはあまり詳しい話はしなかったし、
心配性の母からのいつも以上の心配はウザいとさえ思っていた。
そして昨日は病院で子宮頸管ポリープを2つ取って貰ってきたばかりだった。
そのことに関しては大したことじゃ無いし、あえて言う必要も無いと思ったから何も伝えていない。
似たもの親子。
全てを伝える必要もないとは思うけど、親子や家族ってとくに色んな感情を共有する大事な相手なのだから、
大事なことはきちんと言葉にして、自分の思いを伝える。
それがたとえネガティブなものであっても。
日本の家庭はたいていそんな感じなのかもしれないけど、
私たち親子もお互い色んな思いを言わずに飲み込んできたな。と思う。
言わない美学。
ようは察して文化!
そういうややこしいのは、もういらない。
悲しかったよ。
さみしかったよ。
辛かったんだ。
とか、
いつもありがとう。
大好きだよ。
って、
すごいシンプルに、ちゃんと素直な思いを言葉にして伝える。
まだ遅くない。
実家に行ったらハートを開いて色々いっぱいお話しして来よう