■ストーリー
時は江戸時代。ある雪の降る夜、木挽町の芝居小屋「森田座」のすぐ近くで、美しい若衆・菊之助が父の仇討ちを見事に成し遂げた。その事件は多くの人々に目撃され、美談として語られることになる。1年半後、菊之助の縁者だという侍・総一郎が、仇討ちの顛末を知りたいと森田座を訪れる。菊之助に関わった人々から事件の経緯を聞くなかで徐々に事実が明らかになり、やがて仇討ちの裏に隠された「秘密」が浮かび上がる。
■評価:5点満点中4点
■感想
一見するとよくある時代劇映画ですが、ストーリーを追っていくと想像を超える作品になっていました。
予告編からは剣術を用いたアクションを想像しましたが、仇討ち事件の真相に迫るサスペンス要素や、歌舞伎に関わる人の思いなどいろいろな要素を楽しめました。
アクションというより「国宝」みたいに歌舞伎役者のプロフェッショナリズムを感じる作品でした。
サスペンス要素はありますが、黒幕を詳細に紹介することはなく犯人捜しをメインとしないため一風変わった作品となっていました。
序盤の人物相関にやや違和感があり、中盤にかけてその謎が解けていくため既存の作品にない新しい感覚で観ることができました。
それでいて苦難を乗り越えるため、周りの支えを感じながら仇討ちを成し遂げる姿が見る人に共感を呼び、応援したくなりました。
登場人物が少なくそれぞれの役に意味があるため、これまでにない設定でもスッと理解することができました。
「キングダム」みたいな王道的感動ストーリーを味わうことはできませんが、時代劇に新たな旋風を巻き起こした気がします。

■興行収入予想
劇場公開日は2026年2月27日。
公開から1か月がたちそろそろ上映終了になりそうですが、それでも大勢の入場者が集まっていました。
3月2日発表の動員数ランキングでは初登場5位を記録し、映画.comのレビューでも高い評価が目立っています。
最終興行は9億円と予想。
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