「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」 映画レビューと興行収入予想 | メロの映画レビュー

メロの映画レビュー

主に映画レビューを投稿します。

 

ストーリー:

親にも学校にも不満を抱える高校生の百合は、進路をめぐって母親とケンカになり、家を飛び出して近所の防空壕跡で一夜を過ごす。翌朝、百合が目を覚ますと、そこは1945年6月の日本だった。通りがかりの青年・彰に助けられ、軍の指定食堂に連れて行かれた百合は、そこで女将のツルや勤労学生の千代、彰と同じ隊の石丸、板倉、寺岡、加藤らと出会う。彰の誠実さや優しさにひかれていく百合だったが、彼は特攻隊員で、間もなく命懸けで出撃する運命にあった。

 

評価:5点満点中3.8点

 

感想:

戦争映画は昨年の「ラーゲリより愛をこめて」が面白く、本作もある程度期待できると思っていました。

「ラーゲリ」は12月16日(土)からAmazon Primeで独占配信されます。

 

まあ、戦争映画らしく素直に楽しめます。

祖国の使命と人間の命を天秤にかけ、命の尊さを問う典型的な戦争映画です。

後半になるにつれて涙腺崩壊します。

タイムスリップなど特異な点もありますが、内容は過去の戦争映画と何ら変わりません。

あまり変化がないという点では少し物足りなさを感じる。

 

気になったのが、水上恒司の役どころがクサすぎる。

あまりにも純粋すぎて何か裏があるのではと勘繰ってしまう。

また、登場人物の行動が突拍子すぎて、無理矢理感動シーンに誘導している感もある。

 

私みたいな玄人映画評論家になると、人間の生々しさを求めてしまう。

「福田村事件」のような本能丸出しの映画が欲しくなる。

 

戦争に反対したら、殴られるどころでは済まないだろうと思う。

ただ、ひねくれた考えを持たなければ素直に楽しめるはず。

 

 

 

 

 

興行収入予想:

今週公開の映画は他に「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」「窓ぎわのトットちゃん」「市子」など。

「市子」も気になっているのですがそろそろ大掃除もしないといけないので観ようか迷う。

昨年の「ラーゲリより愛をこめて」は最終興行26.7億円を記録。

本作は初登場3位、最終興行は14億円と予想。

 

今年62本目の映画です。

最後まで見て頂き、ありがとうございます。いいねボタンとブログのフォローをよろしくお願いします!!
Ameba Pickの商品紹介も是非ご覧ください!!

 

(C)2023「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会