【MELLO再演を終えて】 | Sato official blog「-S@to's C@fe★B@r-」

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2012.12.16
MELLO札幌公演を終え、一ヶ月と少しが過ぎまして。

改めてご来場いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

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ライブ後は余韻に浸る時間を作ることが叶わなかったのだけど、最近ようやくライブの映像を観たり、音を確認したり、振り返る事が出来ているよ。

MCでも話したけど、今回の再演は2012年の秋口にamonnと数時間に渡って長話したことがキッカケ。

以下、僕はあえてこういう書き方をするけど、
本人がブログでも綴っているように、彼自身の喉の状況、今後の治療のこと…
今僕がこうして音楽活動を続けるキッカケをくれた彼が、いつステージに立つ事を辞めてもおかしくない、という状況があって、色んな意味で現実的に「まだやれるうちに」再演することを皆で決めました。

2009年12月渋谷BOXX公演にてMELLOを「封印」してから3年。結成から7年。

僕個人としてはその3年の空白が短いか長いかという問題ではなく、2012年末に渋谷BOXXというハコが無くなってしまうこと、そしてその時期は奇しくもLc5としての活動が物理的にできない時期、そんな状況に必然性を感じて。
他のバンドと比べてどうこうというのではなく、純粋に僕らにとっての必然性。理由。

そんな感じで、2012年のうちにと急ピッチで準備を進めていったわけです。

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再演が決まってからライブを終えるまで、色んな懐かしさと新鮮さに出会いました。


ライブが終わった後、その会場から次のライブ会場に直接アップライトベースを梱包して送って、開封したら真っ二つに折れてたな~とか。(今回は無事に到着)

「モーテル札幌」の峻ギターソロの音色、いよいよ渋くなってたなぁとか。

「Reminds Me」の左右の動き、夢時も一応やってる…何か、ウケる…!とか。

新曲「(仮)Re:Labyrinth」、予想通りアモの声質に合うなー!とか。

アモッコリ着ぐるみの中に入って踊るの、こんなにキツかったのか…とか。

バンド業務を全て自分達で行う際、こんなに作業量あったっけ…とか。

アモはタオルの回し方が相変わらず硬すぎるなぁ…(苦笑)、とか。

何だかんだでしっかり分業できてるなぁ、とか。

当時は三人体制で制作した「Good-bye Halphas 」、湊と夢時が加わる事で進化したなぁとか。

ローディの鬼脳くんはちょっと太った気がする…とか。

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渋谷公演はライブ開始直後から呼応感があって、終始ハードに攻めたライブだった印象。

札幌公演はお互い久々の感覚を確かめ合いながら徐々に波長が合っていって、ガッチリ一つになれたなぁっていう印象。

渋谷はMELLOの1~2年目にライブやレコーディングでお世話になっていたパワードラマーのMINAMIさん、札幌は前身バンド~MELLO結成当時のオリジナルメンバーだった湊。

そのアレンジ差もあったりして、ライブの表情もなかなか違っていたと思う。

セットリストが違っていたり、札幌公演ではちょっとした映像があったりしたんだけど、その辺りはamonnが詳しく書いているので覗いてみてね。

http://ameblo.jp/mello-amonn/


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しかし今回、この再演をどう捉えたらいいのか困ったメロっ子も多かったんじゃないかな…?

これもMCで話した気がするけど、僕はね、封印前に地元札幌でワンマン公演ができなかったこと。
それがとにかくずっと引っかかっていて。
だから今回、封印の地である渋谷BOXXで復活し、その後にMELLOの生まれた場所で最後に再会する…という流れは少なくとも僕にとっては凄く大事なことだったのです。
もう人生レベルでね。

amonnの状態や想いというキッカケこそあれど、後は上記のような不思議な必然性が重なって決まっていって。
その中で、果たせなかった札幌ワンマンを行いたいという想いだけで僕には充分な再演の理由になっていきました。


ともあれ、封印までの活動以上に、今回の再演も最後まで独りよがりなバンドというか…多かれ少なかれメロっ子な皆さんを振り回したことでしょう(苦笑)。
純粋に楽しんでくれた方もいれば、色んな想いを持って集まってくれた方、初めて観てくれた方もいたと思うけど…どうだったんだろう。


少しだけ「答え合わせ」させてもらうとね、

「新曲」を用意したのは、過去そっくりそのままの再現、単なる予定調和の再会にならないように。
過去のMELLOから更新するためのスパイスとして。
札幌公演の最後に映像でアナウンスがあった通り、あの曲は近い将来、何らかの形でお届けできたらなと思っています。
映像では何らかの可能性、ユーモア(?)を含んだような表現での告知となっていたけど、単純に皆のMELLOの楽曲ラインナップに加えてもらえたら嬉しいなっていうのが僕の純粋な気持ち。
ちなみに、歌詞も仮想amonn的に(笑)僕が書いてみたのだけど…さて最終的にどうなるかな?

あと映像化についても絶賛進行中!
これ、誰よりも僕がすごく楽しみにしています。
活動中も今回の再演も、夢中で走り続けて過ぎ去っていってしまったけど…
今後はメロっ子の皆と同じ視点で「味わう」ことが出来るんじゃないかって思ってます。

気長に続報を待っていてやって下さいな。

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さて、今後の活動について…峻はもう無いって言ってるけど(笑)
でも、もう無いだろうなって僕らも思っていた中での今回の再演だったように、それぞれの状況に加えて今回のような必然性があるならば「絶対に無い」は無いっていうのが僕の考え。

だからこそ、そんな中で「やっぱり二度と無かったね」という未来が待っていても後悔しないように、全身全霊で臨む。

最近色んなバンドが「復活」しているからとかは一切関係なくて、メンバーとメロっ子な皆さんが生きている限り、可能性はゼロにはならないよねってこと。
その時はまたメロンコリーで一つになるだけ!的なね。

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最近、時間は有限である事、物事の終わりという事をよく意識します。
終わりがあるから、妥協したくないし、今を色濃く過ごそうとする。

書くべきことではないのかも知れないけど、MELLOの封印は、僕が新天地での活動に挑戦したいとメンバーに相談したことに端を発しました。

最初のほうでメロっ子の皆はどうだったかな?なんて書いたけど、
僕は、メンバーへの想い、感謝、現状への悔しさ…自分の中でずっと続いている色んな感情があったけど、札幌公演大ラスの「三日月照明」まで弾き切って、少しだけ、昇華できたというか救われた気がするよ。

もしまた…再会する未来があるとしたら、次はもっともっと純粋に楽しく、底抜けに明るく臨むぞ~!



まぁ「底抜けに明るく」ってのはアモがいる限り無理か(笑)


ではでは。
ひとまず、こんな感じで一度筆を置きたいと思います。

読んでくれてありがとう。

あのMELLOという場所に、そしてあの場所を創ってくれた皆さんに、心からの愛と感謝を込めて。

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智/sato