∵ | 前NYLON


■注意■
いろいろな時系列で書いていたので読みづらい事子の上ないです。

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0724 高田馬場 お疲れ様でした。
あの謎のMCはね、まず全体的に他のセッションさんも曲が被るだろうし、
その度に行くぞっ!って多分それが正解なんだろうけれど、
僕は何だかそれだとお客さん的にどうなのかなって思って、
途中で完全にイロモノを挟んで「…ん?」って云う意識にしたかったの。
無意識に頭の中がリセットされて改めて同じ曲が演奏されても新鮮になるように。
何はともあれ失礼致しました。

最終的に不安が大きくなって、歌詞をガン見する事で動悸を抑えつつやりました。
会場で声をくださった方、ありがとうです、
意識的には実際、本当に危なかったので助かりました。

チェキの写りは今まででいちばんやばかったかもです。
でも、携帯での 撮影はなぜかうまくいったので、こちらにもこれ見よがしに掲載しておきます。



さて、そろそろ時系列を数年前に戻し、

当時ね、手術をやって一瞬良くなった時に、
あと2年やって微妙だったらやめようみたいな時期があって、
それからバンド形成への動きがって、いろんな関係者も関わってくださったのに、
間もなくして結局、声はまた悪化して。スッキリやる事も止める事も適わなく。

この時は心が宙に放り出された感覚で。言っている事とやれている事の差異が大きくて。

もうこの症状や気持ちは誰にも理解されないだろうと。
周りから「あ~なんだ…」と思われるような、
あっても無くても心で何度もそう云う言葉が繰り返されて、完 全にやられてしまった。

そしてその時に一緒にやる話で進んでいたバンドマンにも、
結果的にイヤな思いをさせるかたちで、僕は電話にすら出れなくなってしまった。

改めて、カナタ君、鈴君、本当にあの時はごめんね。

その後、時が流れて、ふとした時に声が若干改善している事に気づきました。
これもなぜ改善したのか、すべては原因不明で、結局、不安は消えず、
そこから1ヵ月維持出来れば、3ヵ月、半年…と云うように、
慎重にリハビリを継続し、これならば、
ショートのライヴ、イメージや楽曲を把握出来ていれば可能ではないかと云う話で、
今年の1月にやっと自身のリハビリ課題曲をやって、その後、
司会で演出と絡み、サブ キャラで昨今のライヴの空気、7月24日は総括でした。

中の音がまったく聴こえない環境ではありましたが、
終演後、会場に来てくださった方々からのファンメール等でも意見をもらい、
総合的には概ね、自身の状況は把握出来ました。ありがとうございます。
あと、ゆーりクンや佐々木仁クンやラミクンとも超久々にお話出来て本当に良かった。
うららさんの展望も聞けたし、りょくんともまた話がしたいな。
涼太クンは本当にイケメンでしかも良い青年で。
何というか…愛テキサスと云うか…って話が逸れそうです。

半年ちょっとで色々とやって、周りの状況の移り変わりや、
それぞれの活動の動きや、栄枯盛衰、無常、謳歌、時勢、人間模様を感じ、
いつも思うけど、長年、バンドであれ個人であれ、
音楽なら音楽を継続し勉強しそれに纏わる要素に対しても努力している人が、
この言い方が正しいかちょっと自信無いけれど、うまくいっていると思うのです。

こう云う事はずっと考えていて、その通りになるから、ほらねと云う感じなのですが、
じゃぁ僕は何をここ数年していたのさと云う話に頭の中でなるのです。

その答えはあって、そう云えばずーっと防音室でひとり、リハビリしていたな、みたいな。
やっている事は本当に同じ内容の繰り返しで反復なんです。

一度、ほとんどの声が裏返るところまでいった後、
さらにMELLOを限定的にやった後、今の方が改善しているなと。
改善の理由は不明だけど リハビリがその要因なら、これは誇りたいなと思うのです。

お医者さんは僕が色々と言うとイヤな顔をします。
お医者さんは基本、知らないとか自分には出来ないとは言えないからです。
そう云う時にすごく高圧的になる方もいらっしゃいます。これはお医者さんに限らずですが。

僕は日本の行けるであろう音声的な外来へ行きました。
遠回りだったのかも知れないしその答えは無いんですけど、
すべて継続して努力した事と考えれば若干でも改善した事は、
そう云う話なのかなって誇りたいです。

自分の同期や知り合いがとても活躍しています。
僕は心が狭いから、おめでとう!嬉しいってなるけど、
やっぱりそれ以上に負けるかっ!っ て気持ちにもなるんだ。
自負とかじゃないけど、男だから。

今から、この年齢から。一度止めると言ったくせに。
客観的には曖昧に見えるような、そうなった僕が、まずやるのは、音楽を知る事。
僕はせいぜいメロディやコード進行で作るくらい、それすらもちゃんと基礎がある訳でもない。

この部分は昔から劣等感で。そう気付いているなら、それは自身の強みへ還えていかないと。
強みに還えると云うのはごまかしではなく、勉強し探究しその努力を継続する事。

何日でも何十日でも失敗したりダメかもと思っても、
その次から365日うまくいくように頑張ると云う事。
気付かずにリハビリはそれをしていたと思うし今後も継続すると思う。

∵(「なぜならば」を変換すると出ます)

それと同じように音楽を知りたいから。

智クンや夢時、峻クン、m:a.tureの瞋クンのような感じで音楽を知りたい。
ここに自身の劣等感があって、それを強みに還えたい。
リハビリの継続と同じように今からでも音を自由に楽しむ為の努力を。
年齢の壁も、自身の声の状況もあっても、その努力を継続したい。

僕は今、新しいバンドの構築作業に入っています。

10月2日に渋谷REXのライヴに出演します。

この日のメンバーで正式にガチっとやると云うのでは無いのですが、
やりながら正式なかたちを目指すのがまず最初になると考えられます。
なので、正式なかたちまで色々 と変化はありきでそこは今回は流動的に考えたいです。
ガチッと始めたのに実は行き違いがあるとかはバンドに限らず多々よくあると思うので。
この日のメンバーは後日何かしらで判るようにしますので詮索無しでお願い致します。

バンド名は ∵ です。

いや、誤植じゃないです。「∵」がバンド名です。

これでトロンプルイユと読む事にしています。

トロンプルイユと云う言葉は、およそだまし絵と云う、画法、技法の事です。
この言葉には縁があって、MELLOのモーテル札幌、春速ライナ、
昨今はひとつのデザイングループとしてウェブサイトやロゴ、挿絵など活動していました。
今回はいよいよバンド名に冠する時かなと。
正し くは Trompe-l'œil なので ∵Trompe-l'œil でもデザイン的にはありです。

と云う事でTwitterは間もなく、そしてここは最終回です。
(ブログは無くなるまでには若干ラグが発生します)

ここから新規ではじめるのは恐い気持ちもあります。
でも、何もはじめないのはもっと恐くてきっと言葉にならないけどいけない事だって判るんだ。

願わくば、改めて応援してくださると幸いです。