〓この地につながれている〓 | 前NYLON

〓この地につながれている〓

手術後、数日間、信じられないくらい声が出るようになった。


これは紛れも無い事実であり、

仮に僕がどんなに妄想癖が凄かったとしても間違いない事実です。


「嗄れ」に関しては今の段階でも全く無し。

大きな問題のひとつは改善されたのも間違い無し。


しかしもうひとつの問題「ミドルでの唄い回しの際に声が裏返る現象」が再発生。

しかもさらに、細く繊細に唄い上げる声が出ないのと、

普段の会話の声が、スリムクラブの人みたいにいなっている。


これは…どう云う事だろう。


4、5日目以降はあまり声を出さずに最低限で抑えるようにしたので、

唄い過ぎて今の状態、と云う事も考えにくい。

とすると考えられるのは手術の際に打った注射、の影響だろう。


この薬の影響で声帯が動き辛くなっているのだろうか?

声帯結節を治しながらも、その強い威力で動きが鈍い、とか…?

結果的に柔らかくしてくれるはずなのだが、今のこの状況は不安が大き過ぎる。


と云うか…術後3日目にして凄く声が出たのは神の嫌がらせ、なのか?

あれだけちゃんと出たら嬉しいに決まっているだろう。

2年以上も出なくて苦しんでいたのに出るようになったのだから。

もしこれで「あの良い状態はウソ、残念でした」なんて事になったら、

僕はまたみんなを裏切る事になるんだね。絶対にイヤだ。

鬱だ…これ以上の遅延には僕自身、耐えられそうに無い。

こんな簡単に悪くなるのなら簡単に良くなってそれが維持されても別に良いじゃないか。

今まで生きて来て、そんなに自分の都合だけを押し付けて来たつもりはないよ。

自分の我侭の分だけ自分に責めを負うか、

相手にとって結果的に良い方向に物事が進むようにはしているつもりだ。


新撰組の沖田総司が重病になった時、

庭に現れた黒猫を斬ろうとしたけど幾度となく失敗し、

自身の病状に天を仰いで沖田は、付添いの人に、

「ああ、俺は斬れないよ」と嘆いたらしいけど、それに近い精神状態だ。


明日はm:a.tureのライヴがあるでしょう。

湊からも連絡があったり智や小夜からも…。

そんな中、ただ独り静養中として行く事すら出来ない。

こうして思いを馳せるしか無いのだ。

治ったと思ったのになぁ…いや、少なくとも「嗄れ」は治った…。

しかし「ミドルの唄い回しの異常」の改善を残しながら…。

「普段の会話がスリムクラブ状態」は謎だ。これが強い薬の影響なのか?


こうやって何回も心を地獄に堕とされるのも限界です。

そしてみんなに対しても言葉にならないです。

謝るとか何か言うとかそう云う気力すら無いくらい虚ろな心境です。

今ならダービーに魂を簡単に取られてしまいそうです。


少なくとも「嗄れ」が治った事は間違いないので、

残りは「ミドルの唄い回しの異常」を治せば完了出来るはずです。

(ちなみに、治った時の声はアメ限に載せています、

携帯で吹き込んだだけだから判らないかも知れないけど、

嗄れが改善されて唄い回しも復活している、術後3日目の奇跡です)


一筋縄で良くなるみたいには楽観視していませんでしたが、

術後3日目が余りにも良い感じだったので、

結局また地獄へ投げっ放しジャーマンを喰らいましたね。


ヘブンリー? デンジャラース…。


冷静にまた書いていますけど、実際かなり心が悲しい、厳しいです。

ですので、この更新以降、半月~1ヵ月くらいは更新出来ないと思います。

その間にダークサイドに心奪われるか無へ還るか、

とにかく京都の先生に診て貰って現状の把握と改善策を実行しよう。

まだ手術してから1週間と3日くらいだから今の状態なのかも知れないしね。

(だったら術後3日目で鬼のように声出ないで欲しかったよ。ショック大きくて死んじゃうってば)


物語としては、もう一歩の所まで来ているとは思いますから、

この最後の難問、難関を突破出来たら、

迷惑かけている身でありながらひとつ御願いがあるのですが、

快気祝いとして大好きなラーメンでも1杯、奢ってくれませんか?

なんかもう…それくらい労って貰いたい。それくらいあっても罰は当たらないでしょう。


問題なければ「オッケー」と連絡下さい。宜しく御願いします。なんちゃって。


それではまた半月~1ヵ月後に。

(最悪の場合はバルスとなります)