「めまいがすると言って保健室にいます」との事。
普段めまいがするなんて言った事ない子なのでおかしいと思いすぐ学校へ迎えにいきました。
家に着くとすぐに体調が急変。39℃の高熱でうなりだしました。
発熱するのは、身体が感染と闘う自然の症状なので無理に薬で下げるのは良くないですし、うちの息子は解熱剤を飲ませると必ず嘔吐してしまうのです。
それなので、私はいつも出来る限り精油の力を借りて風邪をなおしています。
この日は突然の高熱と頭痛で、ひどく息子は取り乱していました。
そこで気分を鎮めさせる為に、ぬるめのお湯にラベンダーを２～３滴よくかき混ぜ沐浴させました。
少し気分が落ち着いたのか、すぐに眠ってくれましたが、２時間経つと又、熱い熱いと泣き出しました。
そこで今度はとにかく高熱と頭痛を取り除くために、氷水にユーカリ油を入れ、冷たいおしぼりを作り、体全体を拭き、そのタオルで両足を冷湿布し、温まって来たら取り替えるということを繰り返していきました。
頭が痛いとないていましたので、うなじから背骨にかけてラベンダーの原液を直接塗布しました。
そうしているうちに又眠りにつき熱も危険な状態から下がりましたので、一安心して私も眠りにつきました。
ラベンダーはレスキューアロマとして有名で頭痛や胃痛、月経痛などすべての身体の痛みや痙攣を取りのぞく精油です。又精神が高ぶっている時などもこの香りをかぐとリラックス出来て、ぐっすり眠れたりします。
ユーカリラディアータは解熱し冷却する力を持っていて、さらに免疫力を高める精油です。
ディフューズするとインフルエンザの予防になることで有名ですね。
そうして夜中に又、子供の泣き声で目が覚めました。
今度はお腹が痛いと言って泣いています。熱はかなり下がっていましたので、今度は蜂蜜にペパーミントを一滴まぜた物を飲ませました。
しばらくして又眠りに落ち、次は朝までぐっすりでした。
翌朝は少し熱っぽいだけで「お腹がすいた」と言ってしっかりおかゆを食べてくれたので一安心。
お腹の痛いのも頭痛もすっかり直っていました。
息子は赤ちゃんの頃から突然発熱する子供で、しかもいつも夜中。
私はいつも救急病院に駆け込んでいました。
夜中なので先生もいないし、救急病院はにはいつも麻疹や水疱瘡、その他の悪性の風邪を持った人が沢山待っていて、そこで他の病気をもらって帰ってくる事が度々でした。
沢山の薬を出されて飲ませると嘔吐してしまう息子に、本当にこの薬でいいんだろうか？と不安でしょうがなかった事もありました。
ある先生に、子供は風邪引いて熱を出して身体に免疫つけていくんだから、熱出した位で大騒ぎする事ない。小さいうちに沢山風邪引く子は大人になって風邪引かなくなる。
といわれ、目からうろこ。
そうなんだ～。
熱は身体が悪い菌と闘う為に体温を上げているんだから、無理に薬で下げる必要はないんだ。
それを知ってからすぐに病院に駆け込むのはやめました。
出来るだけ自然の力を借りて身体に優しく働く薬はないかと探しているうちに薬草（ハーブ）や精油を知りいつの間にかすっかりその力の凄さに魅了されてます。
子供が何か急な病気になってもお母さんが正しく助けて支えてあげれば、本来人間が持っている身体の防衛システムが働いて、侵入して来た病原菌をやっつけてしまうんですね。
むやみやたらと抗生物質など与える必要はないんだという事を、精油を使っていくうちに知りました。
息子の久しぶりの発熱に、また精油の力を実感した出来事でした。
ぽちっとプリーズ
