最近、中3生クラスでは受講生たちに、公立高校入試を実践形式で解いてもらっています。 今年に入って教室生に解いてもらったのは、令和4年度の (1)栃木県 (2)茨城県 (3)神奈川県 (5)東京都、(6)秋田県、(7)埼玉県、そして (8)大阪府C問題、そして(9)長野県です。 

いろんな出題方式があって、子供たちは毎回びっくりしています。 

昨年度の長野県高校入試の英語は、平均点がここ数年では一番低かったです。その原因として、教科書改訂以降、2年間新しい教科書で学んだ受験生に対して、その内容が本格的に盛り込まれた試験になったことに加えて、語数がグンと増えました。

(※余談ですが、4年前の中3生に秋田県の過去問を解かせたら、某中学校でそっくりそのまま最後の総合テストに、同じ秋田県問題が出題されたことがありました。学校の総合テストでは同じ問題を解いたのですから、彼らはとてもラッキーでした。)

ところで、他県の高校入試を解いてみると、長野県問題と大きく違いがあることがよく分かります。

① 大阪、東京、神奈川では英語の試験はマークシート方式で、英作文以外はすべて選択肢問題です。

② 神奈川県は英作文問題が1つしかなく、長文読解の語彙数がとっても多いです。

③ 埼玉県は、他県と比べて作文問題が多く、作文に費やす時間が必要です。採点者によって採点基準にばらつきが生じないように、採点の公平性が求められるでしょう。

④ 栃木県が上記の県の中では一番問題数が少なく、比較的難易度が低めです。

⑤ 秋田県は、各学年で学習する項目の理解度を測る問題が、バランスよくちりばめられており、学力検査として出題の意図が分かりやすかったです。

⑥ 大阪C問題の英作文は、文科省で問われている中学生の英語力を超えている範疇の出題で、公立高校入試としては難易度を高めすぎだと思います。

⑦秋田県のリスニング問題は、設問を聞いた後に英作文をしなくてはならない問題があり、聞き取れないと英作文ができません。

⑧ 茨城県の問題は、スペルや基礎文法理解の正確性を問うものが多く、あいまいな採点にはならないように考慮されていると思います。

このように、問題を解いてみると、各都府県ごと、色々な特徴があります。

長野県入試について、特に思った点は以下の通りです。

①    語数がかなり増えた!
→それが平均点の下がった一番の要因でしょう。

②    フォントサイズとレイアウトも要チェック!
→他県の試験と比べてみると一目瞭然なのですが、全ページのフォントサイズや行間スペースに一貫性がないのは残念です。フォントサイズと行間には一貫性を持たせてほしいと思います。

③    時間配分に気をつけて!
→語数が増えましたが、ページ数がこれまでと同じだったため、時間の配分が難しかったと思います。
(②のレイアウト問題とも関連しています)

④    長文読解に対話形式がない?!
→令和4年の長野県高校入試の長文読解は、モノローグ形式の問題だけでした。ちなみに上記の他都府県で、長文読解がモノローグ形式だけだったのは、難問で有名な大阪C問題だけでした。

…ということで、様々な都府県の高校入試問題を解いてみて思ったのは、「出題形式にばらつきがありすぎる!」ことです。

そしてそれを念頭において、対策しなくてはなりません。

英検、TOEIC、IELTS、TOEFLなど、各種検定試験は出題形式が一貫しています。

一方、高校入試は質問の出し方が色々ありすぎて、場合によっては入試で「お初にお目にかかります!」的な出題形式にも取り掛かる可能性があると思うと、高校入試対策は楽ではないです。

地域ごとに出題形式がかなり異なります。(英語教育にも地域格差、温度差があることを物語っているような気がします。)

難しすぎる問題の出題は、一部都市で激化している受験競争を、むやみに煽いで助長しているように思えてなりません。

試験を作る方々には、あまりにも難し過ぎる問題の出題は避けてほしいですね!
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高校入試まであと1か月足らずです。

今受験生にできることは、1にも2にも、志望校を目指して勉強することでしょう。

こちらも受講生の皆さんを相手に、本気でサポートしたいと思います。

受験生の皆さんも、自分の力を信じて、まずは健康に注意して、残りの期間を乗り切りましょう。4月はどこの高校に行っているでしょうか?

中3生の残り少ない中学生活が有意義なものであることを願い、応援しています。

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